加湿器おすすめランキング16選 | スチーム・気化・超音波・ハイブリッドの種類別に紹介

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どうも、部屋の湿度にうるさい(実際そんなに気にしてない)セタ(@kadentity)です。ちゃんと加湿していますか?

「もちろん!室内を加湿してウイルス退散!」と意気込むのは良いことですが、逆にウイルスを撒き散らす加湿器の使い方をしている方が多い印象です。

そもそも部屋の湿度は何%が理想か知っていますか?

セタ
セタ

40%?50%?60%?70%?

ちなみにどれも違います。そもそもこの考え方自体が間違いで、部屋の湿度を%だけで管理しようとすると失敗します。こういうよく耳にする湿度は「相対湿度」と言いますが、加湿器を使う上で必要なのは相対湿度ではなく「絶対湿度」です。

絶対湿度とは?

空気1m3中に何gの水蒸気が入っているかを示したもの

まぁ簡単に言うと空気の中にどれだけ水分が含まれているかって言う話で、この理想値が7~11g/m3と言われているので、加湿をしたい時は空気中の水分量を7~11g/m3にしてあげればいいというわけです。

とは言っても「そんなのどうすれば?」って話ですよね。以下の表をご覧ください。

参照:絶対湿度と相対湿度の違いとは

黄色のところが理想値です。気温が13℃なら湿度を65~90%、20℃なら45~60%がちょうどいい湿度になるのです。

たとえば室温25℃の時に湿度を50%にしたら加湿しすぎなのにもかかわらず、室温16℃の時は乾燥しすぎということになります。この考えを理解しておけばもう大丈夫です。

ですが毎回この表を見て湿度を設定するのは面倒だと思うので、加湿器を買いたい方は湿度管理の救世主である絶対湿度計を一緒に買っておくといいでしょう。

この絶対湿度計の数値を7~11g/m3になるようにしておけば理想的な加湿ができるようになります。話が長くなりましたが、本題の加湿器を紹介していきます。

加湿器は「スチーム式・気化式・超音波式・ハイブリッド式」の4タイプに分類されます。

まずはそれぞれどんな特徴があるか表で紹介します。

5種類加湿方法特徴メリットデメリット電気代
(1時間当たり)
スチーム式ヒーターでお湯を沸かして加湿する
ヤカンでお湯を沸かしてるみたいな感じ
1番加湿力がある
とても衛生的
電気代が高い
熱くなる
約3~7円
気化式濡れたフィルターに風を当てて加湿する電気代が安い
湯気がでない
衛生的
運転音が大きい
本体サイズが大きい
約0.1~0.5円
超音波式超音波で水を霧状にして加湿する商品価格が安い
電気代が安い
掃除が面倒約0.6~1円
ハイブリッド式
(気化式+ヒーター)
濡れたフィルターに温風を当てて加湿する
気化式の強化版
気化式より早く加湿
スチーム式より節電
フィルター交換が必要
動作音が大きいものが多い
化式より消費電力が高い
約0.3~3円
ハイブリッド式
(超音波式+ヒーター)
超音波でお湯を霧状にして加湿する
超音波式の強化版
超音波式より早く加湿
超音波式より衛生的
電気代が高い
価格が高い
こまめな掃除が必要
約2円

さて、この中でどの種類を選んだらいいか。

おすすめなのは掃除がラクで電気代が安い気化式です。掃除がちゃんとできるなら超音波式やハイブリッド式も十分おすすめです。スチーム式は電気代がかなり高くなるのであまりおすすめとは言えませんが、1番加湿力があるので魅力的ではあります。

軽くまとめます。

どれがどんな人におすすめ?

どの種類の加湿器を買うかが決まったら、カデンティティがおすすめする加湿器を見ていきましょう。

スチーム式加湿器おすすめ3選

象印 EE-RQ50

スチーム式の筆頭とも言えるゾウがトレードマークの象印の加湿器。まるでポットのような見た目が特徴。まぁスチーム式ってポットみたいなものですが、言うなら「沸かすけど飲まないポットの高機能バージョン」てな感じです。

安心安全の日本メーカーなので操作パネルも日本語で書いており直感的に操作できます。蒸気口からは高熱が出るので小さな子供が間違って操作しないようチャイルドロックもしっかりと搭載されています。

象印 EE-DB50

先ほど紹介した象印のEE-RQ50の高機能版がEE-DB50です。主な違いは水を入れれる容量とタイマー機能の細かさ、そしてパネルの明るさ調節機能です。

少し機能が良くなってサイズも大きくなった分、価格は少しだけ高くなっていますが、明るさ機能がついたというだけで寝室で使いたい人には魅力がグッと上がりますね。

スチーム式は衛生的で加湿能力も高いですが結構電気代がかかるので、そこを考慮した上で選びましょう。

山善 KSF-L302

フタをパカっと開けて内釜に水を入れる加湿器。まるで炊飯器のようですが、しっかりと加湿器としての機能は果たしてくれます。

この商品、スチーム式の中では割とリーズナブルな価格なので、3倍近く高い象印とは性能を比べないであげてください。そりゃ高かろう良かろうです。

でもこの価格帯にしてはかなり性能が良いと思うので、スチーム式を1度使ってみたいと言う人にぜひおすすめします。あ、でも動作音が大きいので寝室で使うのには向きません。

気化式加湿器おすすめ4選

パナソニック FE-KFT07

生産は終了していますが、在庫はまだまだあるようなのでご紹介します。パナソニックのスリムな気化式加湿器です。

気化式で省電力なので長時間の使用に向いています。おやすみモードなら動いているか分からないくらい静かで、さらにはパネルの消灯も出来るので寝室で使用する方には重宝します。

また壁にピタッと設置できる設計なので、生活感を出したくない人や加湿器に場所を取られたくない人にもおすすめです。

バルミューダ ERN-1100UA-WK

これ少し高いんですが、めちゃくちゃ良いんですよね。デザイン性も加湿器としての性能も私的にはこの商品の右に出るものは、今のところないと思っています。

上から眺めると中が球体のようになっていて、そこにパネルがあるんです、しかもそのまま給水できるという神設計。

風量は5段階に調整でき、風量1のときの運転音は驚異の6db。耳を澄ましても聞こえないレベルです。最長25時間連続で加湿できるので、給水は1日に1回でOKです。

2017年の末に販売開始されてから、高いとは言えど未だに根強い人気のある商品なので在庫があるときは、ぜひ検討してみてください。

シャープ HV-L30

プラズマクラスター7000搭載のシャープの気化式加湿器です。上位モデルがいい人はシャープ HV-L75-Wをご覧ください。

HV-L30はシャープ加湿器の中でもコンパクトモデルと呼ばれている1番小さなタイプです。その代わりどこにでも置きやすく金額も1番リーズナブルです。

機能はそこそこで、運転モードの切り替えが4段階あり「おやすみモード」や「静音モード」も搭載しているので寝室での使用にも向いています。

給水するためにはタンクを毎回取り外ししなくてはいけないのが多少面倒ですが、全体的に見てコスパは抜群と言えます。

Stadler Form 2456

スタドラーフォームはスイスの家庭用器具メーカー。生活に溶け込むシンプルなデザインは多くの方を魅了してくれます。

機能やデザインは結構いいのですが、製品価格に対しフィルターが高いので1シーズンくらいで使い切りとして買う分におすすめかなぁといった感じです。

普通とは違う新しいデザインの加湿器が欲しいという人なら、とても気に入ってくれると思います。

超音波式加湿器おすすめ4選

Francfranc シレーヌ

目に入るとついつい寄ってしまうお店No.1のフランフラン。クッションとかモフモフで良いですよね。

そんなフランフランからもシレーヌという立派なタワー型の超音波式加湿器が販売されています。カラーが白・ピンク・グレーの3色展開で、特にピンクはゴールドのラインがあって女性のかわいい部屋にすごく合うデザインになっています。

またアロマにも対応しているので加湿しながらリラックス効果も得られて一石二鳥、さらには5ℓの大容量タンクを搭載しているので水汲みの手間が減ります。

ブルーノ BOE078

えんとつが特徴的なブルーノの超音波式加湿器。

上から水を流し入れるだけで簡単に給水ができる設計やデザイン、機能面などはすごくいいのですが、少しだけ力不足な感じがあるので、6畳くらいの部屋で使うのがおすすめです。

「思ってたより大きかった」という購入者の意見が多いので事前にサイズをチェックしておきましょう。ちなみに横幅26×高さ36.6/58.6×奥行き26cmです。

カラーはホワイトとグレージュと落ち着いた雰囲気でいい感じ、そしてロゴも非常にかわいいのでプレゼントとして買うのもアリですね。

ブルーノ BOE030

最高約20時間もの連続運転が可能なブルーノの加湿器。このオシャレなバケツのようなデザインがなんとも言えないほど良いですね。

ただ操作パネルが下の方にあるので、床に置いて使うとやや操作しにくい印象です。ただ操作方法が加湿器にはあまりないレバー式なので、行儀悪いですが足でも操作できます。

加湿力も高く水の補給もラクで、好きな人は何度もリピートする商品なので買う価値は十分あります。

気化ハイブリッド式加湿器おすすめ2選

シャープ HV-L75

これぞ「加湿器の完成形」と言うに相応しい加湿器だと思っています、シャープのプラズマクラスター7000搭載HV-L75です。

上から水を注げる、吹き出し口が熱くならない、掃除がしやすい、デザインがシンプル、静音モードがとても静か、などほぼ全てにおいて高いパフォーマンスを発揮してくれます。

気化ハイブリッド式だけ紹介している商品が少ないのは、このシャープのHV-L75以外におすすめしたくなるものがほぼないからです。ご了承ください。(HV-L75が品薄のため類似品のHV-J75を掲載しています)

ダイニチ HD-500F

さっきのをベタ褒めしてからだと少々見劣りしてしまうかもしれませんが、ダイニチの気化ハイブリッド式も中々すごいです。まぁそもそもダイニチは空調家電を中心に販売してますから、そりゃ良くないわけがないんです。

シャープのHV-L75の半額くらいで買えるので「シャープを買うお金はないけど気化ハイブリッド式が欲しい!」という方には、めちゃくちゃおすすめできる商品です。

とくに静音性能やメンテナンスのしやすさはシャープよりも上で、購入者は口を揃えて「ダイニチは静か」とレビューしています。

サイズもHD-300Fからはじまり500F、700F、900Fと4種類も販売されています。置きたい部屋のサイズに合わせて選ぶといいでしょう。ここで紹介したのは洋室14畳、木造和室8.5畳まで対応の1番スタンダードなモデルです。

超音波ハイブリッド式加湿器おすすめ3選

山善 MZH-A552

大容量のタンクが魅力の加湿器ですが、タンクに5.5ℓも入るので重すぎるという意見もあります。

良いと思うのは水の入れ替えを何度もしなくていいという点ですが、逆に力のない女性や年配の方には使い勝手が悪い商品と言えます。性能自体は優秀なんですけどね。

これ直接水を注げるように改良されればバカ売れすると思うんです。まぁでもそれを除いても加湿器としてとても優秀なので紹介させていただきました。操作部がオーブントースターみたいにクルクル回すタイプなのも気に入ってます。

ドウシシャ KHV-502BK

扇風機のカモメファンが有名のドウシシャから出ている加湿器。洗礼されたデザインでどんな家にも馴染みやすい感じがします。

4ℓまで水が入りますが、上から給水できるので中のタンクを持ち運ぶ手間を省けるので女性の方でも安心です。

また1〜6時間のタイマーやアロマケース、5段階の運転調節機能、オート運転など欲しい機能は一通り揃っています。ここではブラックを紹介していますが、色違いのホワイトもあるので好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

ドウシシャ DKHV-3511

アフリカで買ってきた魔除けの効果がある置物みたいなデザインが特徴の加湿器。いわゆるタワー型の加湿器(長さは89cm)です。

タワー型は広範囲までミストが広がるので、効果的に部屋中を加湿することができるというメリットがあります。この商品は加湿していない時もインテリアとして映えるので、そういう点でも気にいる方もいるのではないでしょうか。

性能は中の上くらいで良くも悪くもという感じですが、タワー型ということもあり、床に直置きしても顔あたりにミストが当たるので、加湿感をかなり感じることができます。

おすすめの加湿器まとめ

今回は種類別に加湿器を紹介しました。カデンティティがおすすめするのは気化式or気化ハイブリッド式です。

紹介した中でのお気に入りは、シャープのHV-L75-WとかバルミューダのERN-1100UA-WKですね。どれが良いか迷った方は参考にしてください。

そして加湿器は空気清浄機やエアコンと併用して使うのがおすすめです。「空気清浄機を使うと加湿してる意味がない」なんてトンチンカンなことを言う人がたまにいますが、空気清浄に除湿効果はないので安心してください。

空気清浄機と併用する場合は、近く置きすぎないようにしましょう、加湿器のミストを空気清浄機が直接吸うとカビの原因になります。エアコンの場合は、加湿した空気を部屋全体に循環できるエアコンの下に置くと効果的です。