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扇風機はどのメーカーも似たり寄ったりのデザインで「どれを買えばいいか分からない」と考えてないでしょうか。
ですが実際は扇風機ってかなり奥が深く、知れば知るほどメーカーがどれだけ羽根やデザイン、機能などをこだわって作っているかが、よーーーく分かってきます。
私は、この家電サイトを立ち上げてから週に一度は家電量販店に足を運んでいますが、その中でも扇風機だけはどのメーカーも良くて、どれをおすすめしようかずっと悩んできました。
そして、ようやく「これがおすすめだ!」という商品をまとめることができたので、今回ご紹介致します。
実際に購入する扇風機を決める前に、扇風機の選び方を知っておきましょう。
ひとことに扇風機と言ってもリビング型、羽なし型、タワー型、壁掛け型、天井取り付け型、照明一体型など種類が沢山あるんです。
好みの扇風機の種類を選ぼう
まずは代表的なリビング型、羽なし型、タワー型、壁掛け型の特徴とメリット・デメリットをまとめるので、自分にはどの種類が合ってるかを考えてみてください。
リビング扇風機
「扇風機」と言えばこの形、昔ながらの羽根のついた据え置きタイプのやつです。
メリット
- 風が遠くまで届く
- 動作音が小さい
- 種類が豊富
デメリット
- 設置スペースが大きい
- 収納が大変
- 生活感が出る
羽なし扇風機
ダイソンを代表とする羽根のない扇風機。本体に内蔵されたモーターとファンが風を送り出す仕組みになっています。
「扇風機」と言えばこの形、昔ながらの羽根のついた据え置きタイプのやつです。
メリット
- 風が遠くまで届く
- 動作音が小さい
- 種類が豊富
デメリット
- 設置スペースが大きい
- 収納が大変
- 生活感が出る
タワー型扇風機
スリムなボディが特徴のタワー型、本体内部にある細長い羽根を回転させることで風を送り出しています。
メリット
- スリムなので圧迫感がない
- 首振りに場所を取らない
- オシャレなものが多い
デメリット
- 動作音が大きいものが多い
- 分解して掃除できない
- 広範囲に風を送るのは苦手
壁掛け扇風機
壁に設置するタイプ、本体部分はリビング扇風機と同じ羽根のついた扇風機です。
メリット
- スペースを取らない
- 安心してロボット掃除機が使える
- 子供やペットが居ても安心
デメリット
- 壁に穴が開いてしまう
- 賃貸には不向き
- 1度設置すると移動しづらい
予算に合わせてモーターの種類を選ぼう
扇風機を選ぶ上で欠かせないモーター選び。ACモーターとDCモーターのどちらを選ぶかを事前に決めておきましょう。まずはそれぞれの特徴をイラストでご紹介。
昔は全てACモーターでできた数千円の安価な扇風機ばかりでしたが、2010年にバルミューダが約3万円のDCモーター扇風機を販売。それが何と大きくヒットし、それ以来各メーカーがこぞってDCモーター扇風機を販売し始めました。
最近はDCモーターの扇風機が多めって感じですね。
個人的には初期費用をとにかく抑えたい人はACモーター。それ以外の人はDCモーター1択だと考えています。
では選び方を学んだので、おすすめの扇風機を見ていきましょう。
おすすめの扇風機を比較
商品名 | トヨトミ FS-DS30LHR | バルミューダ The GreenFan | シロカ SF-V151 |
---|---|---|---|
モーター | DC | DC | DC |
音の大きさ | 未記載 | 約13dB | 約13dB |
風量調節 | 24段階 | 4段階 | 8段階 |
タイマー | 4段階 | 4段階 | 4段階 |
リモコン | あり | なし | あり |
コードレス | ー | オプション | ー |
おすすめの扇風機
それではおすすめの扇風機を紹介していきます。どれも自信を持っておすすめできるものです。
トヨトミ FS-DS30LHR
知る人ぞ知る扇風機と言えばトヨトミ。愛知県名古屋市に本社を置く暖房器具や空調機器を販売していているメーカーです。
今回紹介するのは最上位モデルのFS-DS30LHRというモデル。最上位モデルとは言いますが、なぜか価格崩壊が起きていて下位モデルよりも安い現状なので、買うなら今がベストです。
- FW-30L・・・壁掛けメカAC扇風機
- FW-S30LR・・・壁掛けリモコン扇風機
- FS-F40L・・・フロアメカAC扇風機
- FS-30LR・・・リビングリモコンAC扇風機
- FS-D30LR・・・リビングリモコンDC扇風機
- FS-D30LHR・・・ハイポジションDC扇風機、タッチストップセンサー付き
- FS-DS30LHR・・・ハイポジションDC扇風機、タッチストップセンサー&人感センサー付き
では機能について解説していきます。まずハイポジションというのはその名の通り、扇風機の背が高く伸びるということです。最小90㎝~最大111㎝まで高くできるので、部屋全体に風を送ることが可能です。
次にタッチストップセンサー、これには2種類の機能があります。
- 一瞬でも扇風機に触れると2秒間動作が停止する。
- 2秒以上触れると扇風機が完全に停止する。
これは小さい子供がいる家庭で大活躍する機能だと思います。子供はなんでも触りたがるので、羽根が高速で回っている扇風機に指でも突っ込んだらひとたまりもないですからね。
そして最後に人感センサー。最上位モデルにだけ付いている機能で、人を感知して自動で動作がON・OFFする大変便利な機能です。切り忘れやスタートボタンを押す面倒な作業がなくなるので、あっても損はない機能と言えるでしょう。
他にもすごい機能はたくさんあります。例えば最小風量でエコモード運転すれば電気代が最大約65%節約できるという節電効果。トヨトミはエコモードで特許を取っているので、節電に関してはトップレベルです。
ファンの部分は90℃上を向けるので、暖房を効率よく部屋中に行き渡らせるサーキュレーターのような使い方や、衣類の乾燥として使うこともできます。(衣類乾燥モードあり)
リモコンは暗闇でも見やすい蓄光になっていたり、風量は24段階調整出来たり、コードの収納ができたりと、ほんとに凄い扇風機なのでぜひ一度は購入して使ってみてほしいところです。
バルミューダ The GreenFan
世界で初めて扇風機にDCモーターを採用したバルミューダ。独創的なデザインや機能で人気を集めていますね。
The GreenFanの最大の特徴は「デザイン」ではなく、自然界の風を再現した風当たりです。おっきく広がってゆっくり進む風って感じで、普通の扇風機の約4倍に広がる風が体全体を優しく包み込んでくれます。
なので狭い部屋で扇風機を近くに置いても、体ばかりに風が当たることなく、頭から足の先までしっかりと風が行き届いてくれるというわけです。扇風機の風が苦手という方におすすめですね。
この広く大きな風は約15m先まで届くので、エアコンと併用してサーキュレーターのように使うのもアリです。また、本体はロングタイプ(87.1cm)・ショートタイプ(49.7cm)の2種類に長さを変更できます。
オプションで販売されている「Battery & Dock」EGF-P100を買えば、The GreenFanをコードレスとして使えるようになります。
充電すれば約20時間コードレスファンとして使えるので、例えば「夏の熱いキッチンや風呂上がりの脱衣所」で大活躍してくれるというわけです。
デザインもシンプルでオシャレで、分解もしやすいのでメンテナンスが楽で、風当たりもやさしくて、など良いことづくめ。ただ唯一値段が高いことがデメリットって感じですね。
シロカ SF-V151
キッチン家電や空調家電などを開発し販売しているシロカ。テレビCMや広告を行わないというポリシーを持っているメーカーなので知名度はそんなになかったはずですが、商品が良すぎてここまで人気になっちゃいました。
今回紹介するSF-V151は、あの本音家電ガイドの「家電批評」という雑誌でパナソニックやバルミューダ、ダイソンを抑えて1位になった商品。音声操作や換気モードなどの機能が大きく評価されたようですね。
特徴は約13dB(小さな寝息レベル)という静音設計、1日8時間・月20日使用しても1か月の電気代は約10円という省エネ設計、風量調節は8段階設定でき、タイマーも1・2・4・6時間の4段階設定できるという感じ。
中でも音声認識機能は他の扇風機にはない良さです。「あつい」と言えば電源がONになり、「くびをふって」と言えば首振り運転が始まり、「おつかれさま」と言えば電源がOFFになるなど、わざわざ扇風機のパネルやリモコンを使うことなく声だけで簡単に操作できるんです。
DCモーターの扇風機にしては価格もかなり安価なので、機能面でしっかりした扇風機は欲しいけど、なるべく安く購入したいという方にめちゃくちゃおすすめできる商品です。