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生ゴミ処理機を選ぶ上で、バイオ式と乾燥式のどちらを買えばいいか迷うことがあると思います。
この記事では、生ゴミ処理機のバイオ式と乾燥式の違いについて表などを用いて分かりやすく解説していますので是非参考にしてください。
生ゴミ処理機のバイオ式と乾燥式の違いについて説明していきます。
処理の違いとは?
生ゴミ処理機のバイオ式と乾燥式は、生ゴミを「処理」する過程が全く違います。乾燥式は熱を利用して乾燥させることで生ゴミ全体の容量を減らし、バイオ式は微生物の生態系を利用します。
鍋の残りなど水分のある汁物は生ゴミの乾燥を妨げてしまうので、乾燥式の性質にはあまり合いません。
また、薬の飲み残しなどはバイオ式の中の微生物の生態系を崩してしまうので、注意が必要ですね。その他にもバイオ式と乾燥式で異なる特徴を下の表にまとめました。
乾燥式 | バイオ式 | |
---|---|---|
処理方法のちがい | 熱で乾燥させ体積を減らす | 微生物で分解する |
処理に必要な時間 | 2~3時間程度 | 5~24時間程度 |
処理後は何になる | パサパサと乾燥したゴミ | 堆肥になる |
表を見て分かるように、同じ生ゴミ処理機でも乾燥式とバイオ式では、処理方法や時間・処理後の対処などが大きく異なってきます。
特に処理後に堆肥になるかならないかというのは、ガーデニングや家庭菜園をしている方にとっては重要な点ですね。乾燥式で出来た乾燥したゴミは、微生物自体はかなり減っていますが植物が育つための栄養はまだ残っています。
しかしこれを直接土に投入すると、水分を得た生ゴミは再び水気を取り戻してしまうので根腐れの原因になることがあります。
乾燥式の処理後にできたゴミをどうしても肥料にしたい場合は、ミキサーで粉々に粉砕して少量ずつ土に混ぜていく方法が必要になるので、かなり時間がかかります。
一方のバイオ式は、処理時間こそ乾燥式よりも長いのですが、処理後は堆肥が出来上がっているのでそのまま土に混ぜ込むことができます。
ここまでをまとめるに、ガーデニングや家庭菜園をしている方ならバイオ式が良いというわけです。
本体の違いは?
生ゴミ処理機のバイオ式と乾燥式は、本体や動作にも違いがあります。
低音でじっくりと微生物が生ゴミを発酵させるのを待つバイオ式とは違い、乾燥式は高温の熱風を出して乾燥させるのでバイオ式よりも電気代が多くかかります。
契約している電気会社の料金プランによって電気の単価に違いがでてくるので、実際に「○○円」という詳しい比較はできませんが、高い熱を出す家電は比較的電気代が多くかかることを覚えておくと良いでしょう。
乾燥式 | バイオ式 | |
---|---|---|
本体価格 | 1.9~6.6万円 | 7.5万円以上 |
電気代 | 比較的高い | 比較的安い |
本体の大きさ | 比較的小さい | 大型のものが多い |
設置場所 | 室内に設置可のものが多い | 屋外に設置する |
ニオイ | 比較的臭わない | 発酵するような臭いがする |
メンテナンス | 週に1回 | 半年に1回 |
表を見ると分かるように、乾燥式の生ゴミ処理機はバイオ式よりも本体に触れる回数は多いです。
バイオ式なら長く放置していればいつの間にか堆肥になっているといった具合ですが、乾燥式は溜まったゴミを頻繁に出し入れする必要があります。
乾燥式を使っている方に聞くと「水気の多いものを入れて乾燥したあとには中が汚れてしまうので、掃除する必要がある」と言っていました。
また、本体の設置場所にも大きな違いがあります。室内に設置する乾燥式は小型で場所を取らない製品が多く、台所に設置しても気にならないので1kや1dkのようなアパートで使っている方もいるようです。
一方のバイオ式のは、屋外に設置するものがほとんどなので戸建てに暮らしている方が多い印象です。
バイオ式は屋外に本体を設置しているから「生ゴミを外まで持っていくのは思った以上に労力がかかるから、ごみ捨てをするのと変わらない」といった声もありました。
一口に生ゴミ処理機といっても、バイオ式と乾燥式でこんなにも違いがあるので用途に合った製品を選ぶようにしましょう。
バイオと乾燥を組み合わせたハイブリッド式とは?
生ゴミ処理機には、バイオ式と乾燥式のいいところを組み合わせた「ハイブリッド式」というものも存在します。
ハイブリッド式は、高温で乾燥させた後に微生物が分解してくれるように出来ているので、最終的には中に入れた生ゴミをほとんど消滅させることができる製品も中にはあるようです。
ただし製品によって差が大きく、思ったように処理できなかったというクレームも多い様子です。
微生物の働きによって水と二酸化炭素を発生させながらゴミを減容していく仕組みで、従来の生ゴミ処理機よりも脱臭機能が高性能になっています。
製品によってかなり性能にばらつきがあるので、評価の高い製品から選びましょう。
- 高くてもいいから嫌な臭いが出ないものがいい
- 生ゴミの煩わしさを減らしたい
- 生ゴミ処理機に補助金が出る自治体に住んでいる
まとめ
今回は生ゴミ処理機のバイオ式・乾燥式・ハイブリッド式の違いをご紹介しました。
- 堆肥はつくらない
- そのまま燃えるゴミに捨てたい
評価の高いバイオ式はこちらです。
- いずれ堆肥をつくりたい
- 生ゴミを触るタイミングを減らしたい
園芸をするか、においが出ても大丈夫かなど、アナタの生活スタイルや要望に合わせて選んでいきましょう。