冷蔵庫で化粧水を冷やすのってアリ?正しい保管方法まとめ

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毎日の肌のスキンケアに欠かせない化粧水ですが、正しく使用できているでしょうか?

この記事では、冷蔵庫で化粧水を冷やすと起こる危険性についてわかりやすく解説していきます。

冷蔵庫でキンキンに冷やした化粧水を使用することで「毛穴が引き締まる」という話を聞いたことがありますが、正確にいうと化粧水の影響で引き締まったのではありません。

毛穴を引き締めるだけなら冷水でOK

わたし自身、友人の家に泊まった時に冷蔵庫で冷やした化粧水を使用した経験があり、たしかに「ひんやりして気持ちがいいな~」とは感じました。

しかし実際は冷たい液体に触れたことで毛穴が引き締まっただけであり、収れんタイプ※1ではない化粧水や、毛穴を引き締める効果のある成分がふくまれていない化粧水自体には、そういった効能はありません。

※1 収れんタイプとは?

収れんとは毛穴を引き締める作用のことで、その作用を持った化粧水を「収れん化粧水」といいます。ざっくりいうと毛穴を引き締めるための化粧水のことです。

ひんやりさえしていれば化粧水である必要はなく、冷たい手でも清潔な濡れタオルでも同じように毛穴が引き締まるという感覚が得られます。

毛穴を引き締めたいのであれば、化粧水を冷蔵庫で冷やす事はやめましょう。冷蔵庫は消費期限をのばす魔法のボックスではないので、逆に化粧水が劣化してしまいます。

どうしても毛穴を引き締めたいなら収れんタイプや皮膚を柔らかくする成分が入った化粧水を使うのがいいですね。

化粧水の温度より洗顔の時の温度が重要

冷やした化粧水を使うと化粧のノリが良くなったという方は、今まで化粧水をつける前に洗顔していたお湯の温度が高すぎたのではないでしょうか?

多くの方が洗顔をしたあとに化粧水を付けますが、洗顔時の温度まで気にする方は少ないと思います。

洗顔の時に40℃以上のお湯を使ってしまえば毛穴が開きやすくなるので、できれば水かぬるま湯で洗うことをオススメします。

毛穴を引き締めたいのであれば、最後に肌に触れるのは水にすることが大切です。冷たい水で毛穴が引き締まれば化粧のノリも良くなってきますが、そのために化粧水を冷やすのは得策とは言えません。

冷蔵庫に入れても期限は伸びない

噂の中に多い「化粧水の消費期限が伸びる」というのは間違った考え方なのを覚えておきましょう。

化粧水は冷暗所に保管すると基本的には書いてありますが、冷暗所とは冷蔵庫のことではなく「温度が一定に保たれる直射日光が当たらない場所」という定義があります。

なので家の中で言えば、比較的温度が低くなる部屋の戸棚の中や収納棚パントリーにしまったり、日光が当たる窓辺に置いたりしないことなどが大切になってきます。

セタ
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決して「冷やしてください」ということではありませんよ。

冷蔵庫で化粧水を冷やしてはいけない理由とは?

では、なぜ化粧水を冷やしてはいけないのかというと「化粧水はもともと冷やすことを想定して作られてはいないから」です。

化粧水は「暗所=常温の温度変化の少ない場所」で使用することが前提となっているので、冷蔵庫に入れてしまっては温度変化によって劣化してしまうことは明らかと言えます。

セタ
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電子レンジ等で温めるのも温度変化なので良くないですね。

温度変化が生じることで化粧品に含まれている有効成分が結晶化してしまい、それが肌に触れることでデリケートな肌を傷つけるおそれがあるので、間違った使い方はしないようにしましょう。

冷蔵庫で冷やした化粧水を顕微鏡で拡大すると、こんな感じになっています。それを肌にこすりつけるので、肌に悪いことは一目瞭然ですね。

正しい保管方法とは?

化粧水保管の基本は直射日光の当たらない涼しい場所であることが大切です。

家の中の「冷暗所」を探そう

洗面台に直射日光が当たるようであれば、光の当たらないプラスチックの収納ボックスや湿気が入りにくい木の棚を増やすことをオススメします。

鏡があるなら部屋の収納でも良いですね、比較的温度が一定に保たれる場所で、温度があまり高くない場所がいいですね。

セタ
セタ

特に夏場は、高温多湿になりやすいお風呂場に置くのは避けたいところですね。

夏場は高温多湿に気を付けよう

化粧水は高温多湿の場所に弱いです。洗顔をしてすぐに使いたい気持ちもわかりますが、たとえば洗面所やお風呂場が高温多湿になるのなら夏場はそこに置くのはオススメできません。

セタ
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涼しい場所、たとえばエアコンが設置してある部屋に持って行ってみてはいかがでしょう。

もしも換気扇を回せば湿度が下がるのなら、洗面所の棚に収納してもいいですね。

大事なのは温度が高く湿気が多い場所に置きっぱなしにしないことなので、まずは家の状況を確認しながら収納できる場所を作ってみてください。

すでに冷蔵庫に化粧水を保管している方は、勿体ないですがその化粧水は劣化している可能性があるので処分して新しいものを買うことをオススメします。

オススメの化粧水は?

肌への浸透が気になる方は、導入化粧水※2を利用してみましょう。

※2 導入化粧水とは?

導入化粧水はプレ化粧水とも言います。肌を潤わせるよりも肌のコンディションを整えることに特化した化粧水で、基礎化粧品が肌へ浸透するのを助けてくれます。

毛穴を引き締めたい方は、収れんタイプを利用してみましょう。

肌を柔らかくしたい方は、うるおいのあるしっとりタイプを利用してみましょう。

しっとりタイプの特徴

肌につけると伸びがよく「もちもちしっとり」としたうるおい感があり、脚のマッサージや乾燥する時期などの使用に適しています。

まとめ

家の中の最適な冷暗所を見つけることは、メーカーの推奨している使用方法をしっかりと守って使用することにもつながります。

そうすることで化粧水も長持ちし、肌のコンディションが整うことにも繋がっていくので、この記事を参考にして化粧水を管理していきましょう。

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