冷蔵庫に延長コードは使えます!誰でもわかる電力量の確認方法や使用時の注意点などを分かりやすく解説します。

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結論から言うと、冷蔵庫に延長コードを使用するのは「OK(全く問題なし)」です。

しかし注意して欲しいことがあるので、資格を持った私が詳しく解説していきます。

延長コードを冷蔵庫だけでなく、他の家電に使う時にも役立つ知識なのでぜひ覚えて帰ってください。

  1. 延長コードの最大電力を確認すること
  2. タコ足配線にするなら気をつけること
  3. 延長コードには何もつけないこと
  4. 延長コードを見えない所に置かないこと

箇条書きだけでは言葉足らずだと思うので、1つずつ詳しく説明していきます。

延長コードの最大電力を確認するとは?

まず、冷蔵庫の電力量を確認する必要があります。冷蔵庫の裏などに画像のようなシールが貼ってあるかと思います。

見るところは「電動機の定格消費電力」と「電熱装置の定格消費電力」です。

この画像だったら60Wと120Wですね。

この2つが同時に動く事はないので、合計する必要はありませんが、もし合計したとしても180Wにしかなりません。

つまり180W以上の最大電力を持った延長コードを買えばいいという話です。簡単でしょう。

少し難しいかもしれませんが、ネットや家電量販店で販売されている延長コードは基本的に1500Wくらいまで対応しているので、ご安心ください。

カデンティティがオススメする延長コードを載せておきます。

タコ足配線にする時の注意点とは?

タコ足配線はあまり良くないというイメージがあるかもしれませんが、冷蔵庫にタコ足配線を使用しても問題はありません。

ただ余ったプラグに埃が溜まったり、コードの最大電力をオーバーしたりすると、加熱や火災の原因になるのでそこだけは注意してほしいです。

しっかりと電力量を計算してその範囲にとどめて使えば大丈夫です。

延長コードには何もつけないようにしよう

延長コードにテープや結束バンド、針金などを巻いてはいけません。

詳しく説明すると長くなるので割愛しますが、抵抗が大きくなるので発熱し被膜が溶けてショートしてしまい火災の原因になります。

とはいっても、コンパクトにまとめたいですよね。そんなときはサランラップの芯のような不導体の棒状のものに、間隔を開いてグルグルとらせん状に巻きつけて固定する方法なら安全性は高いと言えます。

まぁ巻かなくてもいい程度の長さの延長コードを買うのが1番です。

延長コードは見えるところに置こう

延長コードというより、挿しているプラグを常に見えるようにしておきましょう。

コンセントの部分にホコリが溜まってしまうと火災の原因になります。

寝ているときに燃えた場合、火の音で目が覚めることはなく一酸化炭素中毒で最悪死に至ります。なのでホコリをため込まない工夫やコマメな拭き掃除を欠かさないようにしましょう。

延長コードを使うことによって起こる事故

キッチンは洗い物や料理をする場所なので、当然延長コードに水がかかったり油が飛び散ったりすることもあるかと思います。

その水や油などがコンセント部分やコード部分にかかると発火や腐敗による焦げの原因になります。

また延長コードが長い場合、無駄に余ったコード部分をぐちゃぐちゃにすると、折れ曲がったコード部分に大きな負荷がかかり火災につながります。

冷蔵庫は1度設置をすると動かす事はほとんどないので、もし見えない場所に延長コードをはわせていたなら、火災の発見に遅れて大惨事になることもあります。

大変便利な道具ではありますが、説明書を読んで使い方はしっかりと守るようにしましょう。

延長コードを使ったら電気代は変わる?

延長コードは電気代にほぼ影響しません。

「ほぼ」と言ったのは、電化製品の電流(A)より低い値の延長コードを使った場合、負荷になるので多少(誤差の範囲)は変わることもあるからです。

でもその場合、電気代の事なんかより大きく負荷のかかった延長コードの加熱や火災を心配した方がいいと思います。

まとめ

延長コードは使い方さえしっかりと守れば安全に使うことが出来ます。冷蔵庫に使うときは以下の点に気をつけるようにしましょう。

  • PSEやJISマークの付いたものを買う
  • 一口コンセントの延長コードを買う
  • プラグが残ってる場合はテープなどで塞ぐ
  • コンセントは抜けないようにしっかりとつなぐ
  • コード類は足が引っかからない位置に置く
  • 冷蔵庫の電力量よりも大きな許容電流を持った延長コードを使う

1番目のPSE、JISマークというのは安全な商品に付いた合格の証です。

まずこの証がない商品は突然発火したり爆発したりしてもおかしくはないので、買わないようにしましょう。

次に延長コードの種類です。基本的に延長コードにはプラグを刺すところが何箇所もついている製品が多いと思います。

たとえば4口のタコ足配線で2口使ったなら、残りの使わない2口は埃が入らないようにテープでふさぐなどの工夫をしましょう。最近は刺す部分にフタがあるタコ足もありますね。

以上の点を守って正しく使っていきましょう。