扇風機の寿命は何年?処分方法や長持ちさせる秘訣まとめ

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扇風機の平均寿命は一般的に約8年です。

使用方法や使用環境によっては長くなったり逆に短い期間で壊れてしまったりする場合もあるので、目安として頭に留めておくと良いでしょう。

ここでは、扇風機の寿命処分方法などを分かりやすく紹介していきます。

カデンティティでは家電の寿命を「補修用性能部品の保有期間」という部品の保有期間から算出しています。

メーカーや製品ごとにこの数値は多少変わってくる場合もありますが、扇風機を販売している大手メーカーが公開している「補修用性能部品の保有期間」の情報を比較したところ、8年としているところがほとんどでした。

メーカー保有期間
パナソニック8年
シャープ8年
日立8年
三菱8年

たとえば洗濯機などの大型家電では、この数値に若干バラツキがあります。このことから考察するに扇風機においては、どのメーカーの寿命も大体同じくらいだと考えても良いのかもしれません。

アナタの扇風機の寿命を簡単に計算する方法

扇風機の寿命が目安として8年とはいえ、使用している状況によっては寿命が大きく変わってきます。扇風機は約3000回程度使用すると何かしらの支障が出てくるので、それを仮定して計算してみます。

1日2回(朝と夜)夏の3ヶ月使用する場合

2回(1日あたり)×90日(3ヶ月)=180回使用(1年あたり)

この場合、ガタがくるまで使用するには、3000回÷180回=「約17年」となります。

1日2回(朝と夜)夏と冬の7ヶ月使用する場合

2回(1日あたり)×210日(計7ヶ月)=410回(1年あたり)

この場合、ガタがくるまで使用するには、3000回÷410回=「約7年」となります。

前者と後者の違いは1年あたりの使用状況です。

1日あたり、1年あたりどのくらい使用しているか?という要素によってもアナタの扇風機の寿命が変わってくることが明らかです。

最近では暖房の風を効率よく循環させるために冬季に扇風機を使用している家庭も増えてきましたが、冬季に扇風機を使用しない場合はホコリを防ぐためにも適切な収納方法もきちんと学んでおきましょう。

いつもは静かな扇風機が突然ブーンと大きな異音を立てたりガタガタと鳴ったりするようであれば、そろそろ故障による買い替えを検討しなければならない段階に来ていると考えてよいでしょう。

扇風機は機械としての性能が良くなったこともあり、多少壊れていても羽が回って風が出ることもあります。

しかし風が出ればすべて正常だとは限りませんので、きちんと観察しましょう。

また、モーターが焦げるような異臭を感じる、本体が異常に熱い、煙が出てきたのを見かける事があれば、安全面を考慮し直ちに使用を中止しなければなりません。

古い扇風機の処分方法

古い扇風機を処分する主な方法は大きく分けて4通りです。

リサイクルショップで売却する方法

こちらは扇風機がまだ正常に動作する場合に限られてしまいますが、比較的綺麗な状態で動作に問題がなく引っ越しや買い替えのタイミングで、どうしても古い扇風機を手放す必要が出てきた方におすすめできる方法となります。

ご自身で扇風機と身分証をリサイクルショップへ持っていき、査定を受ける必要があります。すでに扇風機が故障してしまっている場合は、以下の3つを確認してみましょう。

新しいものを購入する際に販売店に引き取ってもらう方法

扇風機は家電リサイクル法の対象ではありませんので、無料で引き取ってくれる販売店が多い印象があります。

しかしながら中には料金が設定されているお店も少なからずあるようです。処分を検討される方は、新しい扇風機を購入する前にあらかじめ販売店に問い合わせてみると良いでしょう。

自治体が回収しているゴミの分別に従って処分する方法

これは一番オーソドックスな方法です。扇風機は燃えないゴミになる自治体、粗大ゴミの扱いとなる自治体があり、その回収方法もお住まいの地域によって大きく違いがあります。

朝に指定の場所に出さなければならない場合や、ゴミ処理場へ持参し有料で処分しなければならない自治体もあります。

これらを確認するには手元にあるゴミ分別のパンフレットを見てみる、市役所でゴミや環境への配慮を担当している課に電話で連絡してみる、という方法があります。

不用品回収業者に依頼し査定を受けて引き取ってもらう方法

近年は不用品を回収している業者が注目を集めており、利用する人も増えています。

同時に誤解やトラブルも増加の傾向にあると言います。

利用する際はその業者の仕組みを適切に理解しておく必要があり「どの業者でもなんでも無料で引き取ってくれるわけではない」ということをまずは念頭におく必要があるでしょう。

出張料や処分料がかかってしまい、あまりお得にはならない場合も多くあります。しかしながら交通の事情でリサイクルショップまで扇風機を搬入できない場合や、急を要する場合には力になってくれるでしょう。

不用品回収業者はボランティアで活動している訳ではなく、不用品を取り扱うことを事業(仕事)として営んでいる訳ですので、無料という宣伝文句があってもそこにお金が発生する仕組みがあることを忘れてはなりません。

回収した不用品は、わたしたちの生活にも身近なリサイクル店で販売されたり、はたまた分解されて何かのパーツになったり国内や海外の中古市場に出回ったり、利用のされ方は多岐にわたるようです。

今回のように扇風機が不要になった場合は、処分しようとしている扇風機(不用品)に価値がつくかどうかも考慮しつつ、アナタの生活にとってどの処分方法が良いかを検討されることをおすすめします。

扇風機を長持ちさせる使い方とは?

扇風機を長持ちさせるには、シーズンごとに掃除をする必要があります。回っている時はあまり感じないかもしれませんが、実はその構造上扇風機にはホコリがたまりやすいのです。

こまめに掃除をすることで気持ちよく使えますし、本体のモーター部分にホコリが混入するのを防いでくれると考えられています。

現在流通している扇風機の中でもポピュラーなのがプロペラの付いたタイプです。

今回はそんなプロペラ付きタイプの扇風機の掃除手順をご紹介しましょう。

準備するもの

  • 掃除機
  • 中性洗剤
  • スポンジ
  • ぬるま湯
  • 柔らかいダスター(古い布)
  • ティッシュペーパー(必要に応じて)

実際の掃除手順

本体を分解する

扇風機のプロペラのカバー(網)部分は前後に外れるようになっている製品が多いです。

さらにプロペラ部分の要になっているネジを外すことで、プロペラ自体も外れるものもあります。それぞれを分解してパーツを床に置きましょう。

ホコリをとる

床に置いたパーツは破損に気をつけながらホコリをとります。掃除機で大きなホコリを吸い込みます。

あまり汚れているようであれば必要に応じてティッシュで拭きましょう。

パーツを洗う

洗面台などぬるま湯が出せるところに持っていき、中性洗剤とポンジで本体を優しく洗います。

扇風機は普段は回転しているのでじっくり見ることは少ないですが、実はかなり黒ずんだ汚れになっています。

水気を拭き取り乾燥させる

洗い終わったら柔らかいダスターでしっかりと水気を取りましょう。

水滴がついていないことを確認したら1時間ほど自然乾燥させます。

組み立てる

最後に、パーツが完全に乾いたことを確認して本体に取り付けましょう。元通りにできるか自信のない方は、あらかじめ分解の過程で写真を撮っておくことをおすすめします。

まとめ

今でこそエアコンが主流の世の中になりましたが、部屋の空気を循環させる働きがあることからも役割が見直され始めたのがこの扇風機です。

子供の頃、夏休みは扇風機にむかって「アァ~~~~~~」と高い声を出した思い出が誰しもあるのではないでしょうか。

機械にはいつか寿命が来ますが、生活を共にする家電へ愛着が湧き、少しでも長く使いたいというのが多くの人にとっての本音なのではないでしょうか。

今回ご紹介したお手入れをすることで、アナタの扇風機をもっと大事に使うきっかけにしていただければと思います。