洗濯機のかさ上げ方法まとめ|業者に頼まず安く済ませる方法を詳しく解説

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新しく洗濯機を設置するときに、水が流れていく排水口周りにスペースがなく洗濯機の排水ホースを思うように繋げることができない場合は、洗濯機の高さを物理的に上げる「かさ上げ」という作業を行う必要があります。

セタ
セタ

他にも掃除がしやすいようにかさ上げをする人もいますし、湿気防止のためにする人もいます。

しかし、専門の業者に「かさ上げ工事」を依頼すると数万円の工事費を取られてしまうんですよね。かさ上げ自体は高さをあげたいだけなので、正直そんなに専門的な知識は必要なくできます、なので出来るなら自分でやってしまいましょう。

この記事では、業者に頼まずに1~2人で簡単に出来るかさ上げの具体的な手順を知識のない方でも分かるように解説していきます。

かさ上げとは?

かさ上げとは、どういう意味?

「かさ上げ」という単語を辞書で調べると、以下のような説明が出てきます。

かさ上げとは?

建物などの高さを上げること。(特にダムや堤防などを高く改築すること)

すなわち今回は「洗濯機の高さを上げること」が目的になります。

ではなぜ洗濯機の高さを上げる必要があるのか、その理由を説明をしていきます。

洗濯機にかさ上げが必要な理由

洗濯機の排水口

洗濯機で使用した水を流すために、洗濯機の下には「排水口」があります。(画像の矢印の部分)

画像のように洗濯機を排水口からズラして設置できる場合は問題ないですが、排水口に洗濯機が覆いかぶさるようになると、排水用のホースが挟まれて潰れてしまいます。

そうすると、水漏れや洗濯機の故障の原因になるので「かさ上げ」をしてホースが潰れないようにしてあげないといけません。

洗濯機のかさ上げをする理由の大多数はこの原因ですが、他にもかさ上げが必要になるケースがあります。

  • 防水パン(洗濯機の下にある白いやつ)が小さくて洗濯機が設置できない場合
  • 洗濯機と排水口の落差がなくて、うまく水が流れない場合

必要に応じて、かさ上げをするようにしましょう。

かさ上げに必要なものを購入しよう

かさ上げをするにあたって、必要なものを揃えていきましょう。

今回は業者に高いお金を払わずに、自分で安くかさ上げを済ませるというテーマなので、それに沿った製品を紹介していきます。

かさ上げに必要なものリスト
  • かさ上げ台
  • 水準器(必要であれば)
  • 防水パン(必要であれば)
  • 防振材(必要であれば)

かさ上げ台

絶対に必要なのが「かさ上げ台」です。

洗濯機のかさ上げをレンガで自作している

上記の画像のように、レンガや木材を使用して安く仕上げることも出来ますが安定性が問題視されます。

また、レンガは廃棄する際に粗大ごみとして処分できないので後片付けに非常に困ってしまいます。粗大ごみとして処分できる発砲スチロールのレンガなどもありましたが、強度の問題で不安なところです。

そこでおすすめなのがAmazonなどで販売されている「かさ上げ台」という商品。いろんなメーカーから販売されていますが、おすすめは「ふんばるマン」です。

このかさ上げ台(ふんばるマン)を使用すれば洗濯機下の高さを「6㎝」上げることが出来ます。

6㎝じゃ足りたいという方には、10㎝高さを上げることが出来るかさ上げ台(カクダイのかさ上げ台)がいいかもです。

水準器

水準器というのは、水平かどうかを測定する道具です。

傾いた状態で洗濯機を使用すると、以下のような現象が起こります。

  • 脱水で洗濯機が勝手に停止する
  • 脱水音が異常にうるさくなる
  • 乾燥途中で洗濯機が勝手に停止する

基本的に洗濯機には水準器が搭載されていますが、ない方はあわせて購入しておきましょう。

防水パン

古い家屋や一軒家でもない限り、基本的に防水パンは設置してあります。

なくても問題はありませんが、思わぬトラブルで洗濯機から水が漏れても大丈夫なように設置している方がほとんどです。

防振パッド

最後に防振パッドです。

先程紹介した「ふんばるマン」や「カグダイかさ上げ台」には防振構造が備わっていますが、それでも動作音や振動が気になる場合は防振マットの導入を検討しましょう。

かさ上げの手順は?

手順は至ってシンプルです。

洗濯機の電源を切る

誤作動を防ぐために電源を切っておきましょう。

洗濯機の中を空っぽにする

SETP.1と同様に洗濯機の中身も空にしておきましょう。

かさ上げ台を乗せる

洗濯機を持ち上げて、足の部分(四隅)にかさ上げ台を設置していきます。洗濯機が重くて持ち上げれない場合は、洗濯機を斜めに倒したり、洗濯機の下にキャスターを付けて動かしたりしてみてください。

水準器で水平にする

水準器を使用して水平かどうかを確認しましょう。

仮運転する

正常に動くか仮運転をして特に問題なければOKです。

洗濯機を斜めにする事について

斜めに傾けるのは良くないというイメージがありますが、斜めに倒しても水が少量こぼれてくることはあっても壊れることはありません。

かさ上げによるメリットとデメリット

かさ上げを行うことによって、以下のようなメリットを得られます。

  • 洗濯機下の掃除が非常にしやすい
  • 空気の通り道が出来るので、カビが発生しにくい
  • 防振マットをかますことにより動作音を軽減できる
  • 排水ホースの取り付け・取り外しが楽になる

「かさ上げ台を購入して設置しなければいけない」という手間暇のデメリットはありますが、やっておいて損はないと言えるでしょう。

かさ上げを業者に頼んだ場合の相場は?

洗濯機のかさ上げ工事の相場ってご存知でしょうか?実は25,000円~40,000円と、かなり高いのが事実です。

ですが、依頼された業者からすれば

  • 傷を付けずに洗濯機を移動する
  • 電源、アース線の取り付けを再度行う
  • 洗濯機の位置の微調整をする
  • 実際に動作するか試運転する

などなど、しなければならない事が沢山あるので妥当な値段設定と言えます。

「手伝ってくれそうな人が近くにいなくて、さらに力がない」という方は、渋々業者に頼むしかないかもしれませんが、基本的には一人でも行える作業内容です。

友人に「ご飯奢るから、ちょっと手伝って!」と言った方が安上がりです。

洗濯機のかさ上げ方法まとめ

解説してきましたが、洗濯機のかさ上げは業者に頼まなくても大丈夫なことが分かっていただけたかと思います。

我が家も排水ホースが取り付けられないトラブルで悩んでいたので、同じような悩みを持った方の参考になれば幸いです。

▼動作音が気になるようになった場合は、以下の記事を参考にしてください。