洗濯機の異音の原因と対処法を音別に解説!部品の故障や異物混入などの原因から直し方を紹介

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洗濯機における異音は部品の故障や消耗、異物の混入などが考えられます。

異音の種類によっては故障や火災の原因になるので、動作している場合は使用を中断しておくようにしてください。

この記事では、音別の異音の原因と対処法を写真や動画を用いて分かりやすく紹介していきます。

よくある洗濯機の異音をまとめてみました。

洗濯機の異音一覧
  • ウィーン
  • カラカラ・カリカリ
  • ガリガリ・ガラガラ
  • キーキー
  • ギーギー
  • キュルキュル
  • ドタドタ
  • ブーン

このような異音は、洗濯機を使う中でよくある故障音です。

これから対処法を紹介しますが、作業をする際は必ず元栓を閉めて電源を抜いておくようにしてください。

またメーカーの保証が残っているなら、自力で対処せずとも無償で対応してくれますのでメーカーに問い合わせをしましょう。

各メーカーの電話番号を載せておきます。

メーカー電話番号
パナソニック
9:00~18:00(年中無休)
フリー0120-878-691
東芝
9:00~18:00(月~土)
9:00~17:00(日・祝日)
フリー0120-1048-76
シャープ
9:00~20:00(月~土)
9:00~17:00(日・祝日)
固定0120-02-4649
携帯0570-550-447
AQUA
9:00~18:30(月~土)
9:00~17:30(日・祝日)
固定0120-778-292
携帯0570-030-292
日立
9:00~17:30(月~土)
9:00~17:00(日・祝日)
固定0120-3121-11
携帯050-3155-1111

保証が残っている場合には、すぐに対処できそうな時でも保証が今回の修理に対応しているのか一度メーカーサービスに問い合わせてみましょう。

セタ
セタ

電化製品は、とつぜん火が出るかもしれないので電源はもちろんのこと、電源プラグも抜いて置くように。

キーキーの原因

キーキーという音は以下のような原因が考えられます。

  • 軸受けの故障
  • パルセーターor洗濯槽に異物混入

一番多いのは軸受け(メカモーター、洗濯モーター)の故障です。そして次に多いのは異物混入です。

パルセーターの下や洗濯槽の何処かに異物が挟まってるかもしれません。先程から出てきているパルセーターというのは、図の水色の丸い形をしたものです。

セタ
セタ

パルセーターの外し方ですが、図の矢印部分に表示されているネジを外して、パルセーターをフンッと持ち上げれば外すことが出来ます。

たまに図の左のようにネジ穴がない洗濯機がありますが、ネジがフタで隠れてるだけなのでマイナスドライバーなどでフタをパカッと外せば大丈夫です。

キーキー音の対処法

まずは懐中電灯を使って洗濯槽に小さな異物が挟まってないか念入りにチェックしてください。

ブラジャーのホックがよく引っかかっています。

後は先ほど解説したパルセーター下も調べてみましょう。もし異物が何もない場合は、軸受けの故障が原因かもしれません。

メーカーによって部品の交換費は変わってきますが軸受けの交換費は2万程度かかります。さらに、パルセ-タ-の軸の噛み合わせがすり減っていた場合には追加で5000円程度かかります。

多めにみて3万は用意する必要があるので、修理をするよりは買い替えを検討してみるのもいいかもしれません。

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キュルキュルの原因

キュルキュルという音は、車のファンベルトが緩んだ時と同じような音だと思います。

ベルトが摩耗して緩んでいる

考えられる原因は上記の一点のみです。

セタ
セタ

摩耗(まもう)というのは、他のものにすられて減っていくことです。

つまり洗濯機のベルトが経年劣化によって洗濯槽がすり減って空回り(スリップ)しているということです。

キュルキュル音の対処法

ベルトを交換すれば解決します。ベルトは1000円以下で購入することができ、自分で交換することもできます。

メーカーに交換を依頼すると技術料や出張費用で1万程度かかってもったいないので、少し頑張って自分でベルト交換してみましょう。

セタ
セタ

ベルトに長さを表す型番が書いてあるので、同じ物を購入するようにしてください。

ベルトの交換方法ですが、わかりやすく紹介してある以下の動画をご参考ください。

ガラガラ・ガリガリの原因

ガラガラ・ガリガリという音は以下のような原因が考えられます。

  • モーター部分の劣化や破損
  • 洗濯槽を支えてある棒の破損
  • パルセーターor洗濯槽に異物混入

異物混入の除去方法は上記のキーキーの原因と対処法で解説したのでここでは省略します。

モーターや洗濯槽の支え棒の破損は内部の部品が壊れているので、部品の交換が必要になってきます。

セタ
セタ

洗濯機は種類によって構造や対処法が変わってくるので、分けて説明していきます。

縦型洗濯機の場合の対処法

長年使用している洗濯機の場合、部品の劣化や故障が主な原因と考えられるのですが、ひとまず洗濯槽を揺らしてみてください。

いつも通り回らない場合や、ガクガクする場合は内部の部品が壊れています。

部品の交換は保証期間内の場合は無償で修理が出来ることもあるので、メーカーサービスに問い合わせてみてください。

逆に洗濯槽がしっかり動くときは、パルセーター内の異物混入を疑いましょう。パルセーター内を見ても異物が見つからない場合は、モーターなどの部品が破損しているかもしれません。

これは素人が下手に触ると洗濯機が壊れることがあるので、メーカーサービスに問い合わせることをオススメします。

ドラム式洗濯機の場合の対処法

ドラム式には縦型のようなパルセーターがないので、異物が混入することは縦型に比べると少ないと思われます。

なので、ガラガラやガリガリといった音がする場合は縦型のように調べず、すぐにメーカーサービスに問い合わせてください。

セタ
セタ

縦型はパルセーター内の異物をチェックして、ドラム式は触らずにメーカーサービスに問い合わせましょう。

カラカラ・カリカリの原因

カラカラ・カリカリという音は以下のような原因が考えられます。

  • ベルトの緩みや切れ
  • パルセーターor洗濯槽に異物混入
  • 排水弁(ギアモーター)の破損

色んな原因が考えられますが、メーカーサービスに問い合わせる前に試してほしいことがあります。

洗濯槽が回るか確認

まずは、洗濯槽を回してみましょう。通常は少し強めに力を入れると洗濯槽は回るように出来ています。

ガクガク動いたり簡単に回ったりする場合は、噛み合っている部分が削れて空回りして部品が壊れていると考えられます。そういった場合は部品の交換が必要になってきます。

排水弁に異物がないか確認

洗濯機の脚をレンガや木材などで高くして、鏡と懐中電灯を使い、洗濯機の裏側を見てみてください。

異物が挟まっていたり、部品が壊れてたりする可能性があります。何も異常がないと分かったら、次の方法を試してみましょう。

洗濯槽内を徹底確認

洗濯槽内はちゃんと確認しましたか?ブラジャーのワイヤーやクリップなどの小物が引っかかっていたケースもあるようです。

そういった場合は細かく確認しないと分からないので、懐中電灯を使い洗濯槽内を徹底確認してみましょう。

洗濯機の異音問題の対処法まとめ

  • キーキー音・・・洗濯槽とパルセーター下を懐中電灯を使って確認してみる。異物がない時は軸受けが壊れてるので交換が必要になるが、部品が高いため洗濯機の買い替えがおすすめ
  • キュルキュル音・・・ベルトを交換する
  • ガラガラ・ガリガリ音・・・キーキー音と同様に洗濯槽とパルセーター下を懐中電灯を使って確認してみる。何もない時は、洗濯槽を回してみる。上手く回らない時は部品が破損している。原因が見当たらない時はメーカーサービスに問い合わせる。
  • カラカラ・カリカリ音・・・異物が排水弁付近にあるかもしれないので木材やレンガなどを使い、鏡と懐中電灯で洗濯機裏を確認する。他の原因と同様に洗濯槽とパルセーター下のチェック。原因がわからない場合はメーカーサービスに問い合わせる。

▼洗濯機が寿命を迎えている可能性があるので、こちらもあわせて参考にしてください。

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