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まるで扇風機のような顔が特徴の扇風機おばさんについて調査してきました。この記事では扇風機おばさんの正体や由来、彼女の様子などを分かりやすく解説していきます。
扇風機おばさんって何モノ?
ステラおばさんやクレアおばさんなど、この世には様々なおばさんが存在します。ではアナタは、扇風機おばさんというモノをご存知でしょうか?
名前の響きだけでその人物を想像するなら
- 扇風機マニアのおばさん
- 扇風機のような風を繰り出せるおばさん
こういったイメージですが、実際は全く違います。
整形依存で顔が腫れ上がって、その顔が扇風機に似ていた人が扇風機おばさんの正体です。
整形って失敗したら、こんな風になるんですね・・・。
いえ、普通は整形に失敗してもこんな風にはなりません。扇風機おばさんは極度の整形依存が原因で、こんな顔になってしまったのです。
整形に取り憑かれた韓国人女性
普通の一般女性なら「あ~あ、美人に生まれたかったなぁ」「可愛くなりたいよ~卍」と今の自分を真っ向から否定した、願望にまみれた発言を慣れた手つきでツイートしてるわけですが、それは心に溜まったうっぷんを発散してるだけで可愛くなるために何か行動を起こしているわけではありません。
経済面やリスクを考えて可愛くなるために「整形をする」という行動を起こす人は少ないということですね。
実際に行動を起こすのってかなり勇気が必要ですよね。整形も脱毛も。
話を戻しますが、韓国に住むハン・ヘギョンという女性は美しくなりたいという思いから美容整形外科に通ってしまいます。
しかし彼女は1度の整形だけでは満足せず、もっと美しくなりたいという強迫観念から幻聴に悩まされるようになり、最終的には工業用シリコンを自らの顔に注射するようになりました。
まるで薬物依存のように注射をし続けたようです。
そんなに整形をしていると当然お金が底を尽きるわけですが、シリコンを購入するお金が無くなると彼女は、顔の中に入れるのには危険すぎる食用油まで注射してしまいました。
その代償が、この扇風機のような顔です。
扇風機のような丸々とした顔になってしまいました。整形依存の代償という事ですね。
こうなると整形前の顔が見たくなりますね。
ハン・ヘギョンの整形前の写真
整形に手を伸ばしたヘギョンさんですが、整形をしたくなるような酷い顔だったのかと言うと、そんな事はありません。整形前の彼女の写真をご覧ください。
あれ、普通に美人さんじゃないですか。
将来は歌手デビューを目指していたというヘギョンさん、その夢も整形によって顔と一緒に崩れ去ってしまったということです。
【2004年】寄付金で異物除去手術をする
そんな彼女を見兼ねた韓国のテレビ局がヘギョンさんに取材し放送したところ、その哀れな姿に韓国、いや世界中が衝撃を受けました。
彼女を救ってあげたいという国民の良心から多額の寄付金が集まり、彼女は2004年に韓国の病院で17回にも及ぶ異物除去手術を行いました。
こちらが17回にも及ぶ手術後のヘギョンさんの様子です。
顔を覆い被さっていた異物がかなり取れて、最初の頃と比べると見違えるほどに良くなってますね。
しかし、嬉しいも束の間、新たな障害が彼女を襲うことになります。
手術後に彼女を襲うさらなる障害
17回も手術をして、だいぶ顔の腫れもとれて、ひと安心かと思ってましたが新たな障害が彼女を襲います。
それは韓国の病院の技術では取ることのできなかった頭部に残っている大きな異物による視野の低下です。その影響でまぶたが圧迫され、視野を狭めて見えづらくしていたのです。
視野が狭まるのはつらいですね。でも韓国の技術じゃもう無理なんですよね、どうするんですか?
無理だと諦めかけていましたが、韓国がダメなら最先端の技術を持った日本ならと、我らが高須クリニックの院長である高須克弥さんが「私に任せて!」と手術を引き受けてくれて、頭部の異物を取るという世紀の大手術が2012年に行われました。
その手術後の結果がこちらになります。
流石に整形前のような姿には戻ってはいないですが、目元や頭部の異物は綺麗に除去できています。
因みに彼女の頭部を覆いつくしていた異物の正体はラジコン模型用のギアオイル(工業用シリコンオイル)でした。
機械の潤滑油が頭の中に入っていたわけです、想像するだけで気分が悪くなりますよね。
違法の整形業者に、これはシリコンだと騙されてギアオイルを入れてたみたいですね。ムナクソ悪い話ですね。
2016年の彼女の様子
あの世紀の大手術から4年ほど経過し、彼女は2016年にはどこで何をしてどんな様子で暮らしていたのでしょうか。
片思いの人間の心境のようですが、やはり気になりますよね。そんなわけで日本のスタッフが彼女の様子を調べるべく韓国まで出向きました。
これは、2016年の9月に放送された訂正させて下さい~人生を狂わせたスキャンダル~というテレビ番組の内容です。彼女は、ソウル郊外にあるノクサン教会という所の売店でボランティア活動をして働いていました。
彼女に会うべく朝出勤してくるのを待ち伏せていると、仲介を行うコーディネーターの方からスタッフに声がかかりました。
ヘギョンさんまもなく来ますが注意してほしい事があります。顔を元の顔に戻す為に何十回も手術を受けて、顔は前よりも小さくなってますが心の方が万全ではないです。もし顔を映したいなら、日本で放送してもいいか本人にちゃんと確認してからインタビューお願いしますね。
スタッフは上記に承諾し、ヘギョンさんが出勤してきたのでスタッフが事情を説明すると取材には快く応じてくれました。ここからはスタッフとヘギョンさんの取材の内容です。
スタッフ「あなたが扇風機おばさんですか?」
ヘギョンさん「あ、はい。そうです。」
スタッフ「随分、見た目変わりましたよね?」
ヘギョンさん「ええ、そうですね。日本のテレビに出たのは4年も前なので見た目はかなり変わったと思います。」
スタッフ「当時のお写真をお持ちしたんですけど…(写真を手渡す)」
ヘギョンさん「本当に恥ずかしい思いです。ひど過ぎますね。」
スタッフ「今回ですね、現在のヘギョンさんのお顔を日本でテレビを見ている方達に公開出来ればなぁと思っているんですけど、いかがですか?」
ヘギョンさん「んー。」
スタッフ「日本で何回かテレビに出られたと思うんですけど、心配している方も沢山いらっしゃるので…」
ヘギョンさん「分かりました。大丈夫です。」
なんとか了承を得ることができ、日本のテレビに扇風機おばさんの現在の姿が公開されました。それがこちら。
18回にも及ぶ手術で240gもの異物を摘出した結果、顔の大きさは見違える程綺麗になりました。
4年前の高須クリニックでの手術後の状態と比べるとあまり変わっていないようにも思えますが手術後の後遺症はなかったようなので良かったです。
まだ顔の手術ができるならしたいとのことですが彼女の手元には手術費用がないので出来ないそうです。
スタッフ「当時一番辛かったことや生活に支障をきたした事ってありますか?」
ヘギョンさん「やっぱり人の目が怖かったです。からかわれたり指をさされたり、とにかく人前に出るのが辛かったです。」
最近ようやく外出が出来るようになったようで、ジロジロ見てくる人はほとんど居なくなったと言っています。
テレビに出ることで救済してくれる人が出てくるなどのメリットもありましたが、その反面街中で突然暴力を振るわれるという被害もあったようです。
スタッフ「当時日本で報道されてた番組を見て、その中で訂正をしたい事があればお聞きしたいんですけど。」
ヘギョンさん「はい。」
スタッフ「お金がなくて、サラダ油まで注射したっていうのは本当ですか?」
ヘギョンさん「本当です。」
スタッフ「その、最初のきっかけはあったんですか?」
ヘギョンさん「最初はおでこのしわを無くしたくて、整形をしてた知り合いに相談をしたんです。そうしたら違法の業者を紹介されたんです。それがきっかけでした。ただ一ヵ所訂正したいことがあります。私が注射したのは綺麗になりたいからだけじゃないんです。顔に注射したのは幻聴を止める為でした。寝ている時間以外、常に幻聴が聞こえてきて、注射を打つと幻聴が止まったんです。私にとって注射は精神安定剤だったんです。」
彼女の人生を狂わせた幻聴は薬で止めてはいるものの、実はまだ治ってはいないそうです。
今でもある言葉が繰り返し頭の中に響いているという。それはお前に物を持つ資格はないという言葉なんだとか。
彼女の自宅公開
物を持つ資格がないという幻聴のせいで彼女は生きていく中で最小限のものしか部屋におけないそうです。
今回は特別に自宅を公開してくれました。
寝るのに必要なベッドが1つ。食事に必要なちゃぶ台が1つ。そして幻聴によって外したエアコンに変わる扇風機が1つ。ただそれだけでした。
最後に扇風機を持ってくるのは、番組のオチにしては複雑な気分になりますね(笑)
30秒で分かるまとめ
2chまとめで、扇風機おばさんのことを上手くまとめていた人がいたので引用してきました。
整形依存症の人が、シワ伸ばしのヒアルロン酸を買う金がなくてじゃあ自分で注射器で油を顔に入れたら良くね?
って思ってやって見たら結構、いい感じに(油を注射器で注入ってのは韓国の整形外科医が言ったと風船おばさんは言ってるが、メンヘラっぽい人だからちょっとウソくさい)これ良いじゃんって注射器で油注入を繰り返してたら、顔面が肥大化して 皮下部分に注入した油が石灰化し顔の筋肉と癒着
風船おばさんの愛称で韓国中で話題になりネットで世界中から注目される
韓国のテレビ局が顔を元に戻す企画をやったが韓国の整形外科医達がこんなのリスクが高いから手術無理ってサジ投げる
日本のテレビ局が高須クリニックに依頼して手術して今に至る
以上、扇風機おばさんの全貌でした。