BLUETTI EB55を徹底レビュー!多用途に使えるコスパ最高のポータブル電源

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どうも、1人キャンプに憧れているインドアのセタ(@kadentity)です。

アウトドア(キャンプ・レジャー)や災害などの非常時、車中泊、ガーデニングやベランダ作業など、ポータブル電源が必要なシーンは多くありますが、似たり寄ったりの製品が多く、どの製品を選ぶべきか迷うことも多いでしょう。

私が1からポータブル電源を選ぶなら、まずは「何の目的で使う予定なのか」例えばキャンプとか防災用とか、そして目的が決まれば次にバッテリーの容量、最大出力、どんな端子が挿せるのか(出力ポートの種類)、同時の充給電はどれくらいまで可能なのか、そして最後に価格を見ていきます。重さとかアプリ連携とか安全性(見たことも知名度もないメーカーは注意)とかはそこまで重要視してないです。

セタ
セタ

使う目的、バッテリー容量、最大出力、出力ポートの種類、同時充給電数、価格だね。

とは言っても、なかなか高額なポータブル電源は「いろんな用途で使いたい」という声も多いと思います。そこでこの記事ではコスパ抜群で多用途に使える、ポータブル電源初心者におすすめの「BLUETTIブルーティ EB55」をレビューしていきます。

BLUETTI様から商品提供をいただき記事を作成していますが、忖度なしの本気レビューです。

BLUETTIブルーティはポータブル電源の先駆けともいえる中国のパワーオークグループのブランドの1つで、世界トップレベルの蓄電池技術を持っていたり、グッドデザイン賞を受賞していたり、世界30か国以上で利用されていたりといった感じで、信頼性やポータブル電源としての実力はかなり高いメーカーです。

販売しているポータブル電源の種類も豊富で、268Whの超小型から、537Wh、716Whの小型、2000Wh、2048Wh、3072Whの大型、5100Whの超大型までニーズに合わせて幅広く展開しています。

セタ
セタ

Wh(ワットアワー)は、バッテリー容量のことだよ。日帰りや1日くらいの使用なら300~500Wh、キャンプや車中泊なら500~750Wh、防災用なら1000Wh以上が目安だよ。

この中でも今回レビューするのは、多用途に使える537WhのBLUETTIブルーティ EB55です。

まずはスペックから見ていきましょう。

項目スペック
型番EB55
容量537Wh
定格出力700W
瞬間最大出力1400W
重量7.5Kg
バッテリータイプリン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)
サイズ275×190×195mm
出力AC出力×4:100-120V、Max700W(瞬間最大1400W)
DC出力×2:12V/10A
シガーソケット×1:12V/10A 120W
USB A×4:5V/3A
Type-C×1:Max100W
ワイヤレス充電×1:Max15W(Qi対応)
入力ACアダプター充電:12~28V 200W Max
ソーラーパネル充電:12~28V 200W Max
車での充電:12V/24V
充電時間付属のACアダプター:約6.5時間
200W ACアダプター(別売り):約3時間
付属のACアダプターと200W ACアダプターの併用:約2時間
ソーラーパネル:約3時間
200W ACアダプターとソーラーパネルの併用:約2時間
カーチャージャー:電圧12Vで98W(約5.5時間)、電圧24Vで196W(約3時間)
動作温度-20℃~40℃
充電温度0℃~40℃
寿命回数約2500回
同梱品本体
ACアダプター充電器
カーチャージャーケーブル
MC4ソーラー充電ケーブル
取扱説明書
保証カード
保証期間2年

こう見ると、かなりバランスがよく出力ポートの多さも評価できます。537Whのバッテリー容量が少ないと感じるなら上位モデルのEB70S(716Wh/800W)、多いと感じるなら下位モデルのEB3A(268Wh/600W)を購入すればいいだけなので選択の自由が利くのもBLUETTIのいいところです。

デザイン面では、シックな黒を基調としたコンパクトでスタイリッシュな外観が特徴的で、収納できる持ち手が付いているので持ち運びも簡単です。前面にはLEDディスプレイが搭載されており、残量や消費電力などの情報が一目でわかります。

性能面では、AC出力×4、DC出力×2、シガーソケット×1、USB A×4、Type-C×1、ワイヤレス充電×1が搭載されていて、多様なデバイスとの接続が可能です。さらに、安定した電源供給ができる純正弦波インバーターを採用しているため、電源品質も安定しています。

また、BLUETTI EB55は、太陽光発電やAC電源、車のシガーソケットからの充電に対応しています。急速充電機能も備えており、最短約2時間でフル充電が可能です。

続いて、各使用機器の使用可能時間/回数をみていきましょう。

使用機器回数
スマホ(10W)約45回
ノートPC(50W)約6回
デスクトップPC(80W)約6時間
TV(100W)約5時間
調理器(200W)約2時間
LEDライト(20W)約23時間
ドローン(60W)約8回
ミニ冷蔵庫(60W)約8時間
冷蔵庫(150W)約3時間

消費電力が大きいものを使うと数時間しか使えないので2~3泊以上の外出には不向きですが、ひとりキャンプや車中泊には十分なスペックと言えます。

セタ
セタ

537Wh÷使いたい機器の消費電力(W)で使える時間や回数が計算できるよ。でも実際は537WhをMAXで使えることはないので537Whの85~90%くらいの約450Whで計算するといいよ。

450Wh÷スマホ(10W)=約45回という感じです。ポータブル電源を買って使うときのことを想像して、どれくらいのバッテリー容量が必要なのかを事前に計算しておくと、買ってから後悔することがなくなります。

実際にBLUETTI EB55を車中泊でフル活用してみた

BLUETTI EB55が車中泊でどれくらいの能力を発揮できるのか試すために車中泊をしてきました。

セタ
セタ

自宅でフル充電してから旅立ったよ!

さっそくお腹がすいたので、いきなりフルスロットルで活用していきます。今夜私がいただくのは一幸舎の棒ラーメン。おひとり鍋ができるハゴオギ(HAGOOGI)の電気鍋(MAX800W)で調理していきます。

この電気鍋はタッチパネルで200・400・600・800Wの4段階火力調節が可能なので、出力700WのEB55でも3段階目までなら問題なく使えるはずです。

1段階目(保温)は約190W、2段階目(弱火)は約370W、3段階目(中火)は約600W。4段階目(強火)はOVERLOADと表示され運転が停止しました。600Wだと45分くらいでバッテリーが底をつきそうなので、パパっと作っちゃいます。

3段階目の中火(約600W)15分くらいで、ようやくいい感じに沸いてきました。ここまででバッテリー残量は60%表示になってます。やはり派手な使い方をすると一気に消費しますね。

福岡民なのでラーメンを作るのはお手の物。車の中で本格的な豚骨ラーメンを生み出してしまいました。舌を火傷するくらい熱々のラーメンを車内で食べられるのは至福でした。

ラーメンも食べ終わり、ゴロゴロしていたら眠くなってきたので就寝タイム。スマホ2台の充電をしていましたが、両方で17Wくらいだったので、まだ残量は60%表示。仮眠するくらいならなんとか持ちそうです。

冬で布団1枚では少し寒かったので、電気毛布を召喚。こういう時はポータブル電源の恩恵をフルで受けていきます。スマホ2台と電気毛布のレベル4(6段階)で約150W。残り300Wくらいと仮定して2時間くらいは使えそうな感じ。

2時間くらい仮眠したかったので、ちょうどいい。おやすみなさい。

おはようございます。電気毛布が優秀すぎて快適に眠れました。電池残量を確認すると残り20%の表記、時間的にそろそろバッテリーが切れるはずです。

もしバッテリー切れが嫌なら、パススルー機能を使うのもありだと思います。

セタ
セタ

パススルーとは、充電と給電を同時にできる機能のことだよ。パススルーはポータブル電源の劣化につながるから推奨されてないことが多いので、どうしてもバッテリーが必要な緊急時にだけ使うようにするのが良いと思うよ。

シガーソケットから給電中

車中泊ならシガーソケットから、キャンプならオプションで購入できるソーラーパネルから充電しつつ使う。みたいなイメージです。

今回は車中泊で電気鍋やスマホの充電、電気毛布に使用しましたが、朝までギリギリ使えたって感じでした。スマホの充電や電気毛布、USBランタンを使う程度なら朝まで問題なく使えるバッテリー容量だと思います。

移動中はシガーソケットやソーラーパネルから充電、キャンプや車中泊の時に給電という感じで使うなら何日も繰り返し使えるのではないでしょうか。もしバッテリーに余裕を持たせたいなら、上位モデルのEB70S(716Wh)、EB200P(2048Wh)あたりがおすすめですね。

私的には、おおむね満足のいく車中泊ができました!

BLUETTI EB55の良いところ

いろんな場面でポータブル電源のBLUETTI EB55を活用してきて、いいなと思ったところを挙げていきます。

持ち手が付いているので持ち運びに便利

BLUETTI EB55は、持ち運びを考慮したデザインとなっています。持ち手が付いているため、どこへでも簡単に持っていくことができます。キャンプやアウトドアイベント、緊急時の電源確保など、さまざまなシーンで大変活躍するはずです。

背面のLEDライトが何かと便利すぎる

BLUETTI EB55には、背面にLEDライトが搭載されています。このライトは、アウトドアや非常時に非常に便利です。

例えば、キャンプ場や停電時に照明が必要な場合、手元のスマートフォンや懐中電灯を使わずに、EB55のLEDライトを活用することができます。

また、LEDライトは省エネで明るく、必要な時にすぐに使用できるため、何かと重宝します。さらに、ライトの明るさも調節可能で、状況に応じて適切な明るさを選ぶことができます。

ワイヤレス充電に対応している

BLUETTI EB55は、ワイヤレス充電にも対応しています。これにより、スマートフォンやタブレットなどのワイヤレス充電対応デバイスを、ケーブルを使わずに簡単に充電することができます。

また、ケーブルを持ち歩く必要がないため、荷物が少なくなります。

出力が700Whまで使えるので、電気を使用した調理に使うことができる

BLUETTI EB55は、最大700Whの出力が利用できます。

これにより、電気を使用した調理器具を使ってキャンプ場で料理することが可能です。例えば、700W以下の電気コンロや電気ポット、電子レンジなど、さまざまな調理器具を駆使して、快適なアウトドアライフを楽しむことができます。

出力ポートの数が多いので、挿すところが足りないということがほとんどない

BLUETTI EB55には、複数の出力ポートが装備されています。これにより、さまざまなデバイスを同時に充電・使用することができます。

携帯電話やタブレット、ノートパソコン、カメラ、ランタンなど、あらゆるデバイスに対応しており、挿す場所に困ることがほとんどありません。これにより、アウトドアや非常時でも、電源に関するストレスを軽減できます。

BLUETTI EB55の気になるところ

約500Whポータブル電源としてはコスパも良く、使っていて満足はしていますが、やはり少し気になる点はあります。私がBLUETTI EB55を使う上で気になった点を挙げていきます。

バッテリー残量が分かりづらい

バッテリー残量が20%、40%、60%、80%、100%の5段階でしか表記されないので、あとどれくらい使えるかがだいたいでしか分からないというのが、気になりました。

こんな感じに残り20%になったときは、「いつ切れるんだ!?まだ使えるか!?」ってなるので、できれば0~100%まで数値で表記してくれるとよかったです。

BLUETTIのEB3A(268Wh)やEB200P(2048Wh)などは1%ずつ表記してくれるようなので、どうしても気になるならモデルを変えて購入するのもありです。

充電や給電中にファンの音が大きくて気になるときがある

内部の温度管理のためにファンを搭載しています。しかし、充電や給電中にファンの音が大きくなることがあり、静かな環境での使用や夜間の使用時には気になることがあるかもしれません。

スマホの充電や電気毛布使用中にファンの音が大きくなることはありませんでした。ほぼ無音です。

付属の充電ケーブルの充電が遅い

付属している充電ケーブルは満充電まで6時間半ほどかかるので、一部のユーザーから充電速度が遅いとの指摘があります。

遅い充電速度が気になる場合は、オプションで販売している約9,800円の急速充電器(ACアダプター充電器 T200)を購入しないといけないので、少し割高でもいいので初めから付属していれば良かったなと感じています。

オプション品を使った充電時間は以下を参考にしてください。

  • 付属のACアダプター:約6.5時間
  • 200W ACアダプター(別売り):約3時間
  • 付属のACアダプターと200W ACアダプターの併用:約2時間
  • ソーラーパネル:約3時間
  • 200W ACアダプターとソーラーパネルの併用:約2時間
  • カーチャージャー:電圧12Vで98W(約5.5時間)、電圧24Vで196W(約3時間)

最速はACアダプター充電器 T200やソーラーパネルとの組み合わせですね。ポータブル電源を常に持ちまわって充電して給電してを繰り返すなら、この2つのオプション品を購入しておくのはマストだと思います。

競合製品との比較:他のポータブル電源との違い

BLUETTI EB55と、競合製品である「Jackery 708」、「Anker 521 Portable Power Station」との比較を、以下の表を用いて分かりやすくまとめます。

項目BLUETTI EB55Jackery 708Anker 535
容量537Wh708Wh512Wh
定格出力700W500W500W
出力数1369
重量7.5Kg6.8kg7.6kg
価格55,800円84,500円64,900円

BLUETTI EB55は、競合製品と比較して、性能や機能面で優れた点が多くあります。主に、高い出力、出力数が特徴です。加えて、コンパクトなサイズと耐久性の高いデザインにより、アウトドアやキャンプ時のバックアップ電源として、あるいは災害時や海外旅行での使用に適した製品と言えます。

よくある質問:BLUETTI EB55に関するQ&A

よくある質問をまとめます。他にも公式サイトやAmazonなどの通販でもQ&Aが掲載されているので、そちらも参考にしてください。

防水ですか?
防水性能はありません。湿気の多い環境も苦手です。雨や水しぶきには注意して使用してください。
アプリに対応していますか?
専用のアプリはありません。
バッテリーの拡張はできますか?
できません。
ACアダプター充電器 T200やソーラーパネルはどこで購入できますか?
BLUETTIの公式サイトや取扱店で購入できます。
どのくらいのW数の家電製品まで使えますか?
最大出力は約700Wです。電子レンジやヘアドライヤー、電気ケトルなど、瞬間的に大きな電力を消費する家電製品には注意が必要です。

まとめ:BLUETTI EB55の魅力

この記事では、BLUETTI EB55の概要や特徴、使用方法、競合製品との比較などを紹介しました。大容量で持ち運びやすく、様々なデバイスに対応するBLUETTI EB55は、アウトドアや非常時、さまざまなシーンで活躍します。また、充実した保証とアフターサービス、便利なオプション品も魅力的です。

性能面で優れているだけでなく、デザインや使いやすさも考慮されたEB55は、ポータブル電源初心者から上級者まで幅広い層におすすめできる商品です。

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