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毎日の部活や授業や塾がハードでヘトヘトの学生は「こんな時に休みが欲しいなぁ~」とか「あと1日休みがあれば元気になれるのに」とか「今日はどうしても何となく休みたい!」とか「ゲームしたい・・・」といったように、ずる休みをしたくなってしまうこともあるでしょう。
学校を舞台にしたアニメでも風邪で学校を休む場面が描かれていることもあり、あまり褒められた事ではないのは知っていながらも、本人はいたって深刻でこの問題に直面した時にはもう、手を引くことは頭の中にありません。
この記事では、ずる休みをしたい学生が体温や体温計の温度を上げてズル休みを方法を分かりやすく紹介していきます。
簡単に体温を上げる方法
ネット上には体温を上げるためのあらゆる方法が公開されていますが、それは本当なのでしょうか?
玉ねぎを脇に挟むと風邪をひく?
これはネット上のさまざまな場所で多く語られていることですが、結論から言うと間違いです。
信ぴょう性が低い理由としては、玉ねぎについて書かれている記事は内容がとても似通っていて、ほとんどがフェイクニュースのコピペである可能性が高いです。
玉ねぎのスライスに含まれている物質が発熱に影響する可能性も0ではないかもしれませんが、それは微々たるものです。
これは個人の体質(アレルギーなど)による部分が大きいので、相性が悪く熱があまりにもひどくなれば病院に行かなければならず、結局は休めなくなってしまう可能性大です。
自己責任でやる分には、、、問題ないです。
コタツや熱いお風呂に入って体を温めたあとなら?
発想としてはすごく無難な方法だと思いますが、おそらくそこまで体温は上がりません。
人間の体温は、アナタが思っている以上にあまり変動がないものです。それは人間が「恒温動物(こうおんどうぶつ)」だからです。
理科の授業ですでに習っているかもしれませんが、「恒温動物」は外からの原因(気温や水温)で体温が変動しないような体の仕組みになっています。
なのでコタツでじっくり温まっても、熱めのお湯に浸かっても、体温がいきなり39℃を超えて発熱するというのはなかなか難しいでしょう。
「えっ、じゃあ熱が出せないじゃん!」と思ってしまうかもしれませんが、そのとおりです。
人の体は、健康で正常な状態ではそもそも発熱しない(平熱より2℃以上高くなることはない)なので、本当に熱を出してしまうということはアナタの体にとっていい状況とは言えません。
平熱が普段より低い人なら37℃台が出せるかもしれないです。あとはトークスキル次第です。
「お母さん・・・しんどいんだ。もうぼく(わたし)無理だ。後のことは頼んだ(バタッ)」てきなノリじゃばれるかもしれないです。すぐ熱が普段通りに戻るので
体温計の温度を上げる方法
次に自分の体温は通常のままで、体温計の温度だけを上げる方法です。
アニメのキャラクターたちがやっている定番の方法について考えてみましょう。
摩擦で温度を上げることができる?
これは、体温計の銀色の部分を擦るという古典的な方法で、意外と経験者がいるものです。
シーツに擦ったり指や脇の皮膚で擦ったりして摩擦で熱を起こすという方法で、昔の体温計ではこのように摩擦で発生した熱も計測してしまうようです。
しかし、最新の電子体温計はしっかりこの対策がなされていて、中には肌に触れてないとエラーになって測定できないものや、温度が上がらないものがほとんどですね。
脇に挟まないタイプの体温計も多くなってきているので、この方法は今後使えなくなってくるでしょう。
左脇の方が体温は高く出るの?
人間の体温は左右の脇の下なら左脇のほうが温度は高くなる傾向にあります。
左のほうが心臓に近いからという理屈ですが、どちらがどのくらい違うのかを比較している情報はあまりない事と、たいていは誤差の程度でしかないため大きな問題として取り上げられることすらありません。
左右で結果が違ったとしても、それをズル休みのネタにするにはかなり無理があるのではないでしょうか。
体温計の性能もそうですが健康ブームで個人の知識もしっかりしてきているので、昔みたいな方法は今後通用しなくなってくるのかもしれません。
愛猫や愛犬に助けてもらう?
もしペットを飼っている方なら、猫や犬に助けてもらうという手段もあります。
猫や犬の平熱は38~40℃なのでセンサー式の体温計ならそのままかざすか、普通の体温計ならペットのワキに挟むとちょうどいい熱が測れます。
動物用の体温計もあるのでペットの体温を測ることは危険なことではないですが、水銀体温計などの壊れやすい体温計は非常に危険なので近づけないようにしてください。
絶対にやってはいけない体温計の温度の上げ方
体温計の温度を無理やり上げようと必死になるあまり、失敗してしまうこともあります。
ここでは危険を伴うことについてお話します。
体温計を火で炙るのは危険
「コンロやライターで炙れば温度が上がるんじゃ?」と思うかもしれませんが、絶対にやめましょう。
そもそも体温計は高温にするために作られたものではありません。
本体が高温になることで素材が溶けて火傷するおそれがありますし、電池が熱されてしまうのは非常に危険です。
体温計を熱湯につけるのは危険!
「それじゃあ火じゃなくてお湯ならどう?」と思ったアナタ、行動する前に辞めましょう。
今では少なくなったアナログ式のガラスの体温計は一気に温度が上がると破裂しやすく、デジタル式は破裂までしなくとも内部が壊れて温度が正しく計測できなくなってしまいます。
体温計は精密機器なので簡単に壊れてしまいます。もしもズル休みしようとしていたなんてバレてしまったら、お母さんからお小遣いを数月分カットされてしまうかもしれません。
体温を上げずに体調不良を演技する
演技すればずる休みできるのか?
普段から全く休まずに頑張っている人なら、少し体調悪いフリをすれば信じてもらえるかもしれません。
しかし、それを繰り返してズル休みの常習犯になっている人には難しいでしょう。
演技派の人で激しく具合の悪い演技をする人もいますが、あまり激しくなると信じてもらえたとしても病院に行かなければなくなり、せっかくのずる休みが台無しになります。
病院に行くとどうなるかというと「痛い注射・長時間の点滴・苦しい検査・にがい薬・高い診断書」など、悲惨な結果になるかもしれません。
医者からしたら軽く検査をしただけで「あ、この学生さんはずる休みしてるな」と一発で分かるので、医者にウインクを送ってズル休みを把握してもらうしかなくなります。
ズル休みのリスクは高すぎた!
ズル休みするアイデアはインターネット上でも武勇伝のようにさまざま語られていますが、リスクの方が大きいのです。
特に学生さんに考えられるリスクはこちらです。
ほんとうの病気の時に信じてもらえなくなる
「オオカミ少年」という逸話がありますが、嘘ばかりついていると本当に危険なときに誰も助けてくれなくなるよ、ということを教えてくれます。
もしもいつもズル休みをしていたら、本当にインフルエンザになった時に苦しい思いをします。
出席日数に響く
学校によっては出席日数を満たさなくなれば、長期休暇に補習しなければなりません。
1日ラクをしようとしたことで、あとから冬休みや春休みにみんなが遊んでいる時に学校に登校して勉強しなければならず、あとから相当悔しい思いをする羽目になるでしょう。
中学・高校生なら進路に影響する可能性もありますね。まぁぶっちゃけ、あまりに多くなければそこまで心配する必要はないです。
単位を落とす
単位についての考え方は大学生なら把握していると思いますが、高校生のうちは先生が数えてくれるのであまり気にしていないかもしれません。
単位を落とせば進級できずに留年になりますので、みんなが3年生になった時にまだ2年生で年下の子達と同級生ということもあり得ます。
まとめ
この記事を読んでずる休みをするかしないかはあなた次第です。私も学生時代は幾度となくいろいろな理由を考えてずる休みをしてきました。なので休みたいという気持ちは十分にわかります。
大人でさえ、「会社休みたい・仕事辞めたい」という人が大多数います。
休むことは悪いことではないので、精神論で親を説得して休むのもありですが「私の親は絶対に休ませてくれない!」という場合は、真剣に休む演技と熱をあげる努力をしましょう。