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内部構造が複雑なエアコンの掃除は、専門の業者に頼むのが一般的ですが、中には自分で掃除をしてみたいという方もいるでしょう。
そんなときに役立つのがエアコン掃除グッズ。各メーカーから様々な商品が販売されていますが、今回紹介するのはその中でも王道中の王道ともいえる商品。
アース製薬らくハピシリーズのエアコン洗浄スプレーです。この商品の使い方や使った感想、効果について画像を交えて紹介していきます。
エアコン洗浄スプレーの特徴
らくハピのエアコン洗浄スプレーは、エアコンのフィンを徹底洗浄するスプレー缶。販売本数は1億本を越えており、薬局やホームセンター、ネットショップなどで気軽に購入できる商品です。
使い方は非常に簡単。エアコンのカバーを開けてフィルターを外し、銀色のフィンと呼ばれる部分に1本丸々スプレーをするだけ。
スプレーをしたあとの液は、排水管を伝って外に出るので液垂れを心配することもなく、事前に家具や家電を動かす必要もありません。
掃除にかかる時間は10分程度なので、複数本購入すれば家中のエアコンをまとめて洗浄することも出来るでしょう。1台だけ掃除したい場合でも2本まとめ買いの方がお得なので、次回の分もあわせて購入しておくといいですね。
1番気になるのは「エアコン洗浄スプレーを使ったらどうなるのか」という点。これに関しては私も使う前から気になっていました。
説明書きによると、緑茶ポリフェノールと除菌剤が配合されていることから消臭・除菌・防カビ効果があるようで、エアコンのフィンに発生したカビの増殖を抑えてくれるとやら。
そして、通常の壁掛けエアコンはもちろんのこと、お掃除機能つきのエアコンにも使えるようです。
では、実際にエアコン洗浄スプレーを使った様子をレビューしていきます。
エアコン洗浄スプレーを実際に使ってみた
今回は洗浄スプレーの説明書通りに使用していきます。流れはこんな感じ↓
- スプレーのツメを折り取る
- エアコンの電源をOFFにしてプラグをコンセントから抜く
- エアコンのフィルターを外し、フィンを露出させる
- 缶を強く振り、フィンから5cmほど離してフィンにだけスプレーする
- 約10分間放置して終了
ということで、早速やっていきます。
綺麗にしていくのは、約20年もお世話になった日立のエアコン。フィルターやルーバー(吹き出し口)はたまに掃除していましたが、業者に頼んでクリーニングしてもらった記憶がないので、フィンはかなり汚れているはずです。
スプレーのツメを折り取る
まずは、スプレーの上部に付いているツメをパキっと折ります。このツメは安全装置みたいなもので、これを折ることでスプレーが使用できるようになります。余分なゴミが出るのは低評価ですが、まぁこれくらいは良いでしょう。
エアコンの電源をOFFにしてプラグをコンセントから抜く
エアコンを運転している場合は停止ボタンを押して電源を切り、コンセントに挿しているプラグも抜きます。ブレーカーまでは落とさなくていいと思います。
プラグを抜くのは感電やエアコンの故障防止のためです。
エアコンのフィルターを外し、フィンを露出させる
エアコンの前面カバーを開け、フィルターを取り外します。前面カバーが上の方まで開くタイプなら前面カバーは取り外さなくて大丈夫ですが、このエアコンは画像の高さくらいまでしか開かなかったので取り外しちゃいました。
前面カバーの取り外し方がイマイチ分かりませんでしたが、画像の指差ししている部分をグイっとしたら簡単に外れました。基本的にどんなエアコンでも取り外せるので、わからない場合は取扱説明書を参考にすると良いでしょう。
取り外したフィルターと前面カバーです。フィルターに付いているホコリは掃除機で吸い取ったり、お風呂場で洗ったりすると良いでしょう。フィルターを綺麗にするだけでも、エアコンの効きが良くなり電気代の節約にも繋がるので、この機会にやっておきたいところです。
ほんでもって、全部外したエアコンがこんな感じ。銀色の薄い金属の板が縦にずらーっと並んでいるのが、フィンと呼ばれる部分です。この画像だとなぜか白く見えますが、おそらく光の加減です。
フィルターや前面カバーを外してもフィンがカバーに覆われていて見えないときは、本体カバーを外す必要があります。本体カバーはドライバーを使いネジを数カ所外すだけで取ることが出来ますが、難しそうと思ったらスプレー洗浄は諦めて専門の業者にクリーニング依頼をした方が良いかもしれません。
缶を強く振り、フィンから5cmほど離してフィンにだけスプレーする
缶を5回以上強く振ったらスプレーをする準備完了、噴射していくのは画像の赤枠の中のみです。
間違っても画像のバツ印の部分にスプレーをしないように気を付けてください。バツ印の部分にはエアコンのモーター関係が密集しているので、噴射液が入ってしまうと故障や火災の原因になります。
というわけで準備が出来たら、1本を使い切るまで約90~120秒間噴射していきます。スプレーはフィンの向き(縦)に沿って噴射すると1番効果的です。スプレー缶を逆さにしての使用はできないので注意しましょう。
繰り返しですが、バツ印の電装部や受信部には噴射液がかからないように気を付けつつやりましょう。
約10分間放置して終了
噴射し終えたら、約10分間放置します。この間にフィルターやカバーを掃除すると時間が節約できますね。私はボーっとエアコンを眺めていました(笑)
スプレーをしたらシュワシュワ音が聞こえるんですよね。子供にやらせたら喜びそうです。無香性で安全ではありますが、もし子供にスプレーを託す場合は念のためマスクをさせると良いでしょう。
洗浄スプレーの説明書を読むと「洗浄水は排水管より出てきます」と書かれていたので、ベランダを見てみると黒い汚れが流れ出ているのが確認できました!こういう感じで目に見えて汚れが出ているのを見ると、キレイになった実感が沸きますね。
そして10分が経過したら、前面カバーやフィルターを取り付けてフィンの洗浄完了です。あとはコンセントにプラグを挿し動作確認をして終了です。
余談ですが、吹き出し口を掃除したいならスキマワイパーという掃除グッズがあるので、あわせて使うとよりキレイになります。
エアコン洗浄スプレーを使った感想
というわけで今回は、アース製薬らくハピシリーズのエアコン洗浄スプレーを使用してみました。
エアコンの掃除は「よし!やるぞ」という気にならないと、中々やらない&面倒くさそうというイメージがあり、実際この洗浄スプレーも半年以上倉庫に眠っていましたが、実際使ってみると想像以上に簡単でキレイになった感じを肌で感じることが出来ました。
画像では分かりませんが、洗浄後の動作確認でエアコンを動かすと、数十分前はジメっとしていてカビ臭かったエアコンの空気が、直接嗅いでも分からないレベルまで良くなりました。
この商品を買った人の中には「気晴らし程度」「まったく効果なし」という声を挙げている方もいて最初は不安でしたが、私は効果を感じることが出来たので、また別のエアコンにも使ってみる予定です。
らくハピのエアコン洗浄スプレーは無香性のほかに、フレッシュフォレストの香りとエアリーフローラルの香りが販売されています。場合によっては、カビのニオイと混ざって嫌なニオイになるかもしれないので、私的にはおすすめはしませんが、エアコンから良い香りを出したいという方は試してみるのもアリですね。
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