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エアコンの吹き出し口やルーバー(羽の部分)の掃除は、ウェットティッシュや濡れたタオルで拭き取るのが一般的ですが、それでは目に見える範囲しか綺麗にできません。
そんな時に活躍するのが、アース製薬らくハピシリーズのエアコンの防カビスキマワイパー。
この商品はエアコンの吹き出し口の掃除に特化した設計になっているので、吹き出し口から入り込み内壁を隅々まで拭き掃除することが出来るという優れものです。
この記事では実際にどんな風に掃除するのか、どんな感じに汚れが取れるのかなどをレビューしていきたいと思います。
エアコンの防カビスキマワイパーの特徴
エアコンの吹き出し口を掃除することの重要性が、いまいちピンとこない方もいるでしょう。簡単に例えるなら、人間の口の中を掃除する歯ブラシみたいな感じです。
人間が1日の終わりに1日分の汚れが溜まった口の中を歯磨きするように、エアコンも運転を終了したあと、吹き出し口の中が多少は汚れるので掃除が必要になります。
とは言っても人間と同じサイクルで、運転終わりに必ず掃除をする必要があるほど汚れはしないので、シーズン終わりに掃除するくらいが理想ですね。そしてそのエアコンの歯ブラシとして優秀なのが、今回紹介する防カビスキマワイパーというわけです。
特徴は吹き出し口の奥まで届く横幅最大2.5cmのスリムな設計と、内壁のカーブにフィットする湾曲するワイパー、そして汚れをかきとる波形の凹凸ヘッド。
シートはウェットタイプなので汚れを取りやすく、取った汚れをポロポロと地面に落とすことを軽減してくれます。無香料という点も嬉しい。
あとはシートにある5つの効果。
- 防カビ:カビを防ぐ効果が最長2ヶ月続く
- 除菌:99%除菌。残りの1%はご愛嬌
- 消臭:カビの嫌なニオイが取れる
- 汚れ除去:ホコリや黒カビ汚れもすっきり取れる
- ホコリガード:シートを使用した後、ホコリが付きにくくなる
汚れ除去とホコリガード以外は、すぐに目に見えて効果が分かるものではないので「へぇ、そんな効果もあるんだ」くらいに思っておいてください。
というわけで、実際に使っている様子をこれから紹介していきます。
エアコンの防カビスキマワイパーを実際に使ってみた
ざっくりとした手順です。これをもとに拭き掃除をしていきます。
- 防カビシートをヘッドにかぶせる
- エアコンの電源をOFFにしてプラグをコンセントから抜く
- 手でルーバー(羽の部分)を開く
- 吹き出し口にワイパーを差し込み内壁に沿うように拭いていく
- ルーバー(羽の部分)を拭く
- 落ちてきたホコリやカビを拭き取って終了
まずは今回掃除をするエアコンの紹介。約20年活躍してくれた日立さんのエアコン(お掃除機能なし)です。
吹き出し口やルーバー(羽の部分)の目に見える部分は、月1回くらいの感覚で拭き掃除をしていましたが、汚れは果たして取れるのでしょうか。では早速やっていきます。
防カビシートをヘッドにかぶせる
箱は縦長で手のひらより少し大きいくらいのサイズ。箱の回りにワイパーの使用方法やシートの成分などの説明が書いてあります。
箱のなかはこんな感じ。中にはシートが4枚とワイパー本体(グリップ1個、ヘッド1個)が入っています。シート単体でも販売されているので、1度ワイパー付きのものを購入すれば今後は取替え用を買うだけでOK。
防カビシートを装着しました。シートはヘッドにかぶせるようにして取り付けます。
かぶせるだけではすぐにシートが取れそうに感じますが、ヘッドの端に丸い出っ張りがあり、シートに空いた穴をそこに通すことでしっかりと固定されます。
エアコンの電源をOFFにしてプラグをコンセントから抜く
エアコンの電源を切り、プラグをコンセントから外します。プラグが高い位置にあって抜けない場合は、ブレーカーを落とせばOKです。緑の線はアース線(電気を逃がして感電を防ぐためにある)なので、抜く必要はありません。
手でルーバー(羽の部分)を開く
電源を切るとルーバーが動かなくなるので、手で動かします。これから吹き出し口を掃除するので、掃除がしやすい角度まで開くようにしてください。あまりに勢いをつけたり、強い力で開いたりするとルーバーが壊れてしまうので、ゆっくりと開くように意識しましょう。
これくらいの角度が理想ですね。角度が微妙ならワイパーを入れたあとでも調節できるので、神経質にならなくて大丈夫です。
吹き出し口にワイパーを差し込み内壁に沿うように拭いていく
てなわけで準備が終わり、ここから掃除開始です。シートを取り付けたワイパーを画像のように奥まで差し込んでいきます。
壊れることはないので、グイグイ差し込んでいきましょう。
1回差し込んで抜いただけで、この汚れ具合。「えっ噓でしょ」と思わず声が出るほど汚れが取れました。
汚れ具合で興奮していましたが、掃除が終わった後この商品を購入した人のレビューを漁っていると、シート全体が真っ黒になっている人もいたので、私のこの汚れ具合は可愛いレベルだと言うことが分かりました。恐るべし
てな感じで、内壁に沿うようにして全体を拭き掃除していきます。汚れがひどい場合は、1枚と言わず2枚使ってもいいのでガンガン拭いていきましょう。
ルーバー(羽の部分)を拭く
内壁の掃除が終わったら最後にルーバーも拭きます。掃除を怠っているとホコリや虫の死骸がルーバーに乗っていることがよくあるので、日頃から拭いておきたいところですね。
落ちてきたホコリやカビを拭き取って終了
ワイパーを使った掃除を終えてひと段落したいところですが、内壁から剥がれてこぼれてきた黒いカビのカスが吹き出し口の入り口に溜まっていたので、最後に拭き取っていきます。
ティッシュだと床にポロポロと落ちるので、ウェットティッシュや先ほど使用したシートの綺麗な部分などを使って拭き取ると良いですね。こんな感じで掃除終了です。
時間にして2~3分で掃除を終えました。非常に簡単で体力も使わないので大満足です。エアコン内部も掃除したいなら、あわせてエアコン洗浄スプレーを使うとよりキレイになります。
これでも全然キレイにならず、掃除した感を味わえないなら専門の業者にエアコンクリーニングを依頼するしかありません。金額としては1万円前後で依頼できます。
エアコンの防カビスキマワイパーを使った感想
まるでクイックルワイパーハンディのような手軽さが、エアコンの防カビスキマワイパーにはありました。手では絶対に届かないような、エアコン吹き出し口の奥深くまで届く特殊な設計のおかげで、隅々までキレイにできた感じがします。
実際に長年の汚れやカビがかなりついていたので、買って使ってみる価値は十分にあります。
あとはシートの防カビや除菌といった効果が、今後エアコンを使っていくうえで意味あるものになるかどうかですね。「汚れを取る」という点に関しては、言うまでもなく大満足の100点満点です。
エアコンの防カビスキマワイパーは1度本体+シート4枚セットを購入すれば、今後はシートが5枚入った取替え用を購入すればいいので「お財布にも優しいんですよねぇ」と言いたいところでしたが、本体セットと取替え用はほとんど同じ価格なので、お得感はありません。シート1枚90円くらいです。
当サイトでは、この他にもエアコン内部を掃除するグッズをレビューしていますので、あわせて参考にして下さい。