冷蔵庫の平均寿命は約10年です。
しかし使用方法によっては、洗濯機のように20年以上使うことも可能です。
この記事では冷蔵庫の平均寿命の詳細や、買い替え時期の判別方法を分かりやすく解説していきます。
この記事のもくじ
冷蔵庫の寿命は何年?
いきなり結論から言いますが、寿命は一般的には10年〜20年です。
「大雑把だな!」と思うかもしれませんが、冷蔵庫は使用者の状況によって寿命がかなり前後してきます。
使用状況によっては数年で壊れる可能性もありますが寿命が10年~と言っているのは、電化製品には「補修用性能部品の最低保有期間」というのがあって冷蔵庫はその年数が9年だからです。
その保有期間が始まるのは製品の製造が打ち切られてからになります。(発売時期からではないので注意しましょう)
例え9年を過ぎた場合でも大切に扱っていれば、寿命が来るまでずっと使い続けることが出来ます。
我が家にある冷蔵庫はもう20年を過ぎましたが、未だに一度も故障することなく現役で活躍しています。(古いので電気代は高いですが笑)
買い替え時期の目安は?
基本的に家電製品は頑丈に作られているので、ちょっとやそっとの事じゃ壊れません。
でも10年を過ぎた場合いつ壊れるか分からない、壊れたら修理が出来ないから買い替えるしかないというのは不安になりますよね。
ですが、冷蔵庫が突然機能を停止することはありません。壊れる前に何かしらのサインを出してくれます。
今から挙げる冷蔵庫の壊れる前のサインをしっかりと覚えておきましょう。
- 冷凍庫の機能が低下した
- 冷蔵庫内の冷えが弱くなった
- 冷蔵庫下から水が漏れてくる
- 冷蔵庫からいつもと違う音がする
- 冷蔵庫内の一部分が冷えていない
では、1つずつ解説していくのでご確認下さい。
冷凍庫の機能が低下した
冷蔵庫内で一番寿命が早いのが冷凍庫です。
1番温度を大きく調節する箇所なので当然その分、負荷も大きくなります。
氷の完成がいつもより長くなったり、電気代がいつもより高くなったら冷凍庫の故障や寿命だと判断しましょう。
因みに、冷凍庫は冷蔵庫に直結してるので冷凍庫が動かないと冷蔵庫も動きません。
「冷凍庫は使えなくても、冷蔵庫は使えればいいや。」ということは出来ないという事です。
冷蔵庫内の冷えが弱くなった
温度計を使って冷蔵庫内の温度を測定してみましょう。測定方法は以下の手順です。
- コップに水を適量入れる
- そこに棒状の温度計を挿す
- そのコップを冷蔵庫の真ん中部分に数時間放置する
適度な時間が経過したら温度計を確認してみてください。
もし6℃以上になっていた場合は冷却機能の低下(寿命が近い)が考えられます。
冷蔵庫下から水が漏れてくる
水漏れがあるという事は、冷蔵庫の霜取り機能に不具合が生じている可能性が考えられます。
冷蔵庫の扉の閉め忘れなどでも水漏れは起こりますが、そのような原因が考えられない場合は、劣化によってゴミやカビが溜まり水の行き場がなく溢れ出ているかもしれません。
ゴミのつまりなどが原因の場合は修理が出来るかもしれないので1度サポートセンターに問い合わせてみるといいでしょう。
冷蔵庫からいつもと違う音がする
まずは冷蔵庫の下や裏などを確認して、落下物がファンなどを塞いでいないか確認しましょう。
何か落ちていた場合はそれを取り除いた後にまた動作音を確認してください。
もし何もない場合はコンプレッサーの機能が低下している可能性があります。
冷蔵庫内の温度を一定に保つためにコンプレッサーは動作をしているので、コンプレッサーが弱ると逆にもっと冷やす必要があるので、コンプレッサーがフル稼働します。
それが異音の原因になります。
いつも以上に駆動音が気になる場合は買い替え時期と判断してもいいかもしれません。
冷蔵庫内の一部分が冷えていない
冷蔵庫のファンの故障、冷蔵室の温度調節サーモの故障、冷蔵室冷却用のファンモーターの故障など様々な原因が考えられます。
こういった故障は経年の劣化による故障がほとんどになるので買い替えるのが一番でしょう。
まとめ
冷蔵庫もそうですが、家電類は毎日使うものなのでしっかりと現状を把握しておくことが大切です。
例え9年を経過してもメーカーによっては部品の在庫を残している場合もあるので困った場合は、購入先のメーカーに問い合わせてみるのが良いでしょう。